見えるぞ!ニッポン「京都府」 2014.09.10

今ど浮世絵をいっしょに見に行こうね。
早くおいでよハニー。

(テーマ音楽)
(みえる)そのかっこう何?
(チーズ)うちは舞妓どす。
舞妓さん?きょうのテーマ京都に舞妓さんはいるのよ。
へえ〜。
ほな京都府がどこにあるのか見てみまひょうか。
京都府があるのは近畿地方のここ。
県ちょうしょざい地は京都市。
人口は263万よ。
京都府を知るキーワードはこの3つ。
これを見て!京都には古いお寺や神社がたくさんあります。
その多くが世界遺産になっています。
その一つ清水寺でゆう名なのが高さ20メートルのぶたいです。
わあ高い!おきゃくさんがいっぱいだ〜!これは平等院鳳凰堂。
どこかで見たことありませんか?正かいはこれ。
十円玉にデザインされています。
金閣寺など17のお寺や神社などが世界遺産になっています。
1,000年以上前からつづけられている祇園祭。
山ほことよばれる32台の車が町を回ります。
山ほこは大きなものでおもさ10トンをこえます。
たいへんなのは方こうをかえるとき。
車りんの下に竹を入れてみんなで引っぱります。
よいしょ!京都府の日本海がわにあるのが天橋立です。
めずらしいのはこの地形。
細く長いすなはまがおよそ4キロにわたってつづきます。
その形が天にかかる橋のように見えることから天橋立と名づけられました。
京都って古いものがたくさんあるんだね。
でもなんで?1,200年前都がおかれていたからよ。
えっ都って何?天皇の宮殿があったところで日本の中心だったのよ。
これを見て!当時えがかれた「源氏物語絵巻」。
都の貴族のくらしがえがかれているの。
はなやかでしょ?わあごうかだね!さあ今回はれきしがある京都をしらべてくるのよ!えい!うわっうわっ…うわ〜っ!あいた!あいててて…。
ここはどこだ〜?うゎ〜っ!古いたてものがたくさんあるぞ〜!おっ舞妓さんだ!本ものはきれいだな〜。
えへへっこんにちは。
こんにちは。
京都へおこしやす。
舞妓になって5年目の美晴さんです。
舞妓さんは京都の伝統てきなおどりや作ほうを修業するわかい女性のことです。
ずいぶんきれいなかっこうですね〜。
昔から伝わる日本のおどりをおどるためのいしょうどす。
だから伝統工芸品をみにつけてます。
というわけでみえるくんがやって来たのは京都の伝統工芸品をしょうかいしているところ。
こんにちは。
こんにちは。
北川満哉さんは京都の伝統工芸品のことならなんでも知っています。
さっそくかん内を見せてもらいました。
わあ!舞妓さんがきていたきものだ!これは頭につける花かんざし。
こちらはおどりのときにつかうせんす。
どちらも伝統工芸品です。
京都には国がみとめている伝統てき工芸品が17品目もあるんですよ。
わかい人をそだてたりぎじゅつをまもるために国がおうえんしてます。
みえるくんが見ているのが伝統工芸品の一つ京ぬいです。
糸をつかって絵をかくようにはりでぬっていきます。
このもよう一つを仕上げるのにも手がかかります。
これ一つがだいたい1時間くらいかかりますね。
見た目よりもなかなかかかるんですよ。
京ぬいはもともときものやおびをごうかにかざるために生まれたんですって。
あれっ何やってるんだろう?糸をあっちにやったりこっちにやったり。
う〜ん…。
これは京くみひも。
たばねた糸をうごかしてひもをあんでいきます。
京くみひもはおびをとめるのにつかわれます。
こうした京都の伝統工芸品の多くは1,000年をこえるれきしがあります。
京都の伝統工芸品って長いれきしがあるんだね。
そうね。
その中でもわすれてならないものが西陣織よ。
日本を代表する織物なの。
さっき出てきた舞妓さんのおびが西陣織よ。
そうなんだ。
西陣織は今から1,200年前にはじまったといわれているの。
さあつぎは西陣織のことについてしらべてらっしゃい!これは西陣織のきものです。
ごうかですね。
じつはこのきものがかんせいするまでに20以上の作ぎょうがあってそれぞれせん門のしょく人さんがいます。
まずみえるくんがたずねたのは織物用の糸をそめるしょく人さんです。
こんにちは。
いらっしゃい。
ようこそおこしくださいました。
岡本祝郎さんは糸をそめて50年です。
どうやってそめるのかな?白い糸を金色にそめるのがきょうの作ぎょうです。
まず色作りから。
黒と赤と…黄色のせんりょうをまぜ合わせます。
せんりょうは黄色を入れます。
そして赤もほんの少し入れます。
そして黒を入れます。
ほんのちょっぴり。
これで金色になるのかな?この3つのせんりょうのわりあいをかえるだけで1,000しゅるい以上の色を作ることができるんですって。
いよいよ糸をそめます。
まんべんなくそまるようにリズムをとりながら糸をうごかします。
お〜っ!おもしろ〜い!えきにひたしておよそ10分。
糸をかたくしぼって見本の色とくらべます。
はたして同じ色にそまったのでしょうか?わあすごい!同じ色だ!そめた糸をつかって織物を織ります。
何本もはったたて糸によこ糸を通して1だんずつ織り上げていきます。
西陣織のすごいところはこのよこ糸とよこ糸の間にほかの糸をはさんであざやかなもようを作り出すこと。
うわ〜っキラキラしてきれいだなあ!また西陣織にはゆびをつかって織る方法もあります。
山口真理さんはこの織り方をはじめて13年になります。
わたしの手の先に織るためのどうぐがあります。
それはなんだかわかりますか?う〜んと…なんだろう?答えはツメの先です。
わあギザギザになってる!ツメのギザギザをつかうことできかいでは織れないより細かなもようをえがくことができます。
これがツメをつかって織った山口さんの作品。
わあ絵みたい!こうしたぎほうがうけつがれ西陣織ははってんしてきたのです。
みえるくん京都府についてしらべてどうだった?こういうことがわかったよ。
京都は日本の都としてさかえてきたから多くの伝統や文化がのこっているのね。
そうだね。
チーズちゃんの都道府県クイズ!こ〜んな形の都道府県どこだかわかるかな?ヒント!にわが自まんの兼六園がゆう名。
日本海にめんした能登半島がある。
輪島塗など伝統工芸品がたくさんある。
答えは石川県。
石川県は北陸地方のここにあるよ。
できたかな?能登半島の北がわにある輪島市。
ここは伝統工芸品輪島塗の産地としてゆう名です。
輪島塗はおわんやはしなどの日用品につかわれます。
とくちょうは木からとったうるしが塗ってあることです。
塗ってはかわかしかわかしては塗って何どもうるしを塗りかさねていきます。
かんせいするまでに1年かかります。
うるしを塗ったうつわに金をつかって絵をかくしょく人さんもいます。
きれいだな〜。
一度手に入れれば一生つかうことができるといわれる輪島塗。
さい高きゅうの伝統工芸品として知られているんですよ。
石川県の輪島塗も西陣織と同じように長い時間をかけて伝えられてきたんだね。
そうね。
みんなも自分のすんでいる地いきの伝統工芸品についてしらべてみてね!それじゃあ…。
(ふたり)またね〜!バイバ〜イ!2014/09/10(水) 10:00〜10:15
NHKEテレ1大阪
見えるぞ!ニッポン「京都府」[解][字]

毎回一つの都道府県について学ぶ小学校3、4年向け社会科番組。今回のテーマは京都府。「西陣織」を例に、伝統工芸の技を伝えていこうとする人々の努力と思いを伝える。

詳細情報
番組内容
毎回一つの都道府県の地理や産業、伝統文化などを学ぶ小学校3・4年向けの学校放送番組。今回は「京都府」。京都市に450年以上前から伝わる絹織物「西陣織」。黒と赤と黄色の3つの染料の割合を変えるだけで、1000種類の色を作り出している。爪(つめ)の先を使って織る伝統的な技法なども紹介しながら、古くから伝わる技を守り、次の世代に伝えようとする職人たちの思いを伝える。
出演者
【声】代永翼,釘宮理恵,【語り】村上由利子

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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