どきどきこどもふどき「楽しみいろいろ 浮世絵のひみつ」 2014.09.10

さらにお客さんの出はいりまでもスムーズにできるようになるのです。
道路は幅によってこの2つ以外にもあと4つ。
計6つのあらわし方があります。
(かげの声)やって来ました花の東京。
(ジョージ万三郎)アハハ!かん光きゃくもいっぱい。
外国の人にも人気なのがこちら。
見たことあります?う〜んわ風だけどなんだかポップでかっこいいわね〜。
これじつは浮世絵っていうんです。
なになに?「浮世絵って浮世さんって人がかいたのか」って?「なんでこんなにたくさんあるのか」って?今回のなぞは「浮世絵っていったいどんな絵?」。
ウキウキワクワク楽しい絵って?ウキ〜ッてさけんじゃうしょうげきてきな絵だって?それだけじゃない。
答えはまるっと9分30秒!あの〜絵のことならまかせてよ。
見たい?ほら。
コアラとかコアラとかまたコアラ。
う〜んコアラばっかり。
でも浮世絵っていうのはもっといろんなものをえがいているんです。
浮世というのは今の世の中のこと。
さい新のりゅう行や出来ごとが浮世絵にはえがかれているんです。
テレビやパソコンじゃだめなの?そういうのがなかった時だいの話なんですよ。
いったいいつごろの?ではさっそく浮世絵のさいしょを見てみましょう。
ルーツに…。
(ふたり)ゴー!およそ400年前まで日本ではいくさがくり返される時だいがつづいていました。
そのころの絵といえばおしろやお寺をかざるごうかなもの。
当時のセレブたちだけが楽しんでいました。
浮世絵がとう場したのはおよそ350年前。
江戸でのことです。
へいわがつづきだれもがのどかなくらしを楽しむようになっていました。
おしばいを見たり美人やイケメンの話だいでもり上がったり。
そんな人々のウキウキした気分や世の中をかいたのが浮世絵なんです。
さいしょにりゅう行したのは美人の絵です。
町でうわさの美人を見てみたい。
さい新のヘアースタイルやファッションそして男せいの気を引くポーズ。
みんながとびつきました。
でもこのころは一枚一枚手でかかれていたので値段もちょっと高かったんです。
およそ250年前カラフルなはん画がとう場します。
まずもととなる絵をかく人。
それをもとに木をほるしょく人。
絵のぐをぬり紙に印刷するしょく人。
こうしてはん画が作られ大りょう生さんできるようになりました。
値段もぐっと下がって今のお金で1枚300円くらいで買えるようになったのです。
う〜ん美人って大すき!万三郎ハニーに言っちゃいますよ!ドキッ!浮世絵でえがかれたのは美人だけじゃないんです。
多くの人に売れるようになった浮世絵はそのジャンルを広げます。
まずは当時人気の歌舞伎というしばいのスターの絵です。
アイドルのしゃしんしゅうのように売られていました。
もの語に出てくるヒーローやさむらいの絵も大ヒット。
アニメやスポーツせん手のカードみたい。
浮世絵はブームを見のがしません。
当時人々の間ではりょ行が大りゅう行。
それをうけて生まれたのが風景画です。
でもこれきれいなけしきを見るためだけではありません。
浮世絵にはたびにやく立つじょうほうがいっぱい!これは品川という場しょの絵です。
今でいうタクシーや郵便屋さんがあることがわかります。
また宿屋や見どころもかかれています。
つぎの目てき地までのきょりもちゃんと書いてあるんです。
浮世絵はガイドブックのようなやくわりもはたしていたのです。
絵を見た人がついたびに出たくなるようにじっさいよりもうんとはく力あるように強ちょうした絵がたくさん生まれました。
フホホ!ちょちょちょ…。
見て楽しくそれでいてじつ用てき。
み近なアート浮世絵はとぶように売れていったのです。
いろんな使い方ができるはたらきものなんだな。
いやでもね浮世絵のかき方ってかわってるよね。
人の顔もこんなふうになったりして。
うわっびっくりしたな〜!売れ行きをのばすために人目を引きたい。
そのために思い切ったかき方をしたんですよ。
う〜んなるほど目立つもんね。
そんな浮世絵は日本だけでなく外国にも大きなえいきょうをのこしているんですよ。
なな…なんと!およそ150年前日本にやって来た外国人たちが浮世絵にちゅうもくしました。
色のうつくしさや思い切ったかき方におどろききそい合って浮世絵を買い国にもち帰ったのです。
そして外国の画家たちにえいきょうをあたえました。
中でもゆう名なのがオランダの画家ゴッホです。
500枚もの浮世絵を買いあつめまねをして色づかいやもののならべ方を学んだといいます。
ゴッホは人物の絵の後ろにもちゃっかり浮世絵をかいてしまうほどの浮世絵マニアだったのです。
こちらはフランスの画家モネ。
自分の家のにわをかいた作ひんでゆう名ですがこのにわもヒントはやっぱり浮世絵。
しかし同じころ日本には外国からさい先たんのカメラや印刷機が入ってきました。
そしてそれらにおされるように浮世絵を作る人はきゅうげきにへっていったのです。
新聞もざっしもりょ行ガイドもしゃしんや印刷だもんな〜。
でも浮世絵を作る人がいなくなるなんてさびしいね。
万三郎今も浮世絵のわざをうけつぐ人はいるんですよ。
浮世絵には時間がたつと絵のぐの色があせてしまうというなやみがあります。
むかしのままのあざやかな色ですりたいとふく元にいどむ人がいます。
奥山さんはむかしほられたいたに新たに絵のぐをぬってすり直そうとしているのです。
いたの多くはすりへったりゆがんだりしています。
そのまますっても線がかけたりして作ひんになりません。
木をつぎ足したりやすりをかけたり古いいたをあい手に細かいしゅう理がつづきました。
しだいにむかしのシャープな線がふっ活していきます。
よみがえらせようとしているのは「東海道五十三次」という風景画の作ひんしゅう。
東京と京都の間にある名しょをえがいています。
180年前に売り出された浮世絵をだいひょうする大ヒットしょうひんです。
ふく元には多くのしょく人がかかわっています。
はん画をするのは…10だいからしゅぎょうをはじめた大ベテランです。
鉄井さんはむかしの色に近づけるため絵のぐをまぜてちょうせいします。
さらにふでやはけブラシを使い分けいたの上に細かく絵のぐをのせていきます。
わずかな力かげんで色がかわるため思いどおりの色を出せるまで30年かかりました。
むかしのしょく人にまけたくない。
そうした思いでできた箱根の山です。
平成のしょく人たちの手で作ひんはよみがえりました。
今もうけつがれる江戸のわざ。
わたしたちは当時とかわらぬ色の浮世絵を楽しめるのです。
色にも線にもしょく人の心がこめられていて浮世絵ってワンダフル!今ど浮世絵をいっしょに見に行こうね。
早くおいでよハニー。
2014/09/10(水) 09:50〜10:00
NHKEテレ1大阪
どきどきこどもふどき「楽しみいろいろ 浮世絵のひみつ」[解][字]

江戸の町で大量に作られた浮世絵は、写真集や雑誌、旅行ガイドの役割も果たす実用性の高いメディアだった。当時の人々の思いや海外への影響など、浮世絵のひみつをさぐる。

詳細情報
番組内容
今回のテーマは、江戸の町に花開いた「浮世絵」。今は、美術品として高い評価を受けているが、もともとは写真集やファッション雑誌、旅行ガイドとしての役割も果たす、とても実用性の高いメディアだった。版画作りの職人たちのチームプレーが生んだ大衆文化・浮世絵について、当時の人々の思いや、海外の画家への影響も含めて解き明かす。【声の出演】柴田秀勝、市川展丈【語り】小郷知子アナウンサー
出演者
【声】柴田秀勝,市川展丈,【語り】小郷知子

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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