社会のトビラ「自動車ができるまで」 2014.09.10

それではまた会おう!トビラを開けると社会が見える。
よいしょっと。
こんにちは。
わたくし「社会のトビラ」こと温水洋一です。
今日のテーマはこちら。
自動車ってホント便利な乗り物ですよね。
エンジンがブ〜ンとかかってアクセルをふんでゴー!右へターン。
左へターン。
う〜んたまりません。
(ノック)あっわたくしトビラなのについついはしゃぎすぎてしまいました。
しかしスピードを出しても急ブレーキをふんでもこわれないなんてずいぶんがんじょうにできてるんですね。
どんなふうにつくっているんでしょうか?まずたずねたのは自動車を売っているお店。
中にはいろんなタイプの車が。
たくさんの人が乗れるワゴン車。
小回りのきくコンパクトカーなど実さいに乗ったりさわったりできるようてんじされている。
買いたい車の種類が決まったら次は内装やそうびを選ぶことに。
ハンドルの形やざ席の色そのほかカーナビやライトの色などさまざまなパーツを選び組み合わせていく。
そして出来上がるのは自分好みの車!お客さんの要望をまとめたじょうほう。
それは工場へ送られる。
一台一台ちがう車をどうやってつくるのか。
ここは神奈川県にある自動車工場。
広さはなんとおよそ170ヘクタール。
工場は作業がスムーズにいくよう4つの工ていに分かれている。
まずはプレス。
運ばれてきたのはコイルとよばれる鉄の板をうすくのばしてぐるぐるまきにしたもの。
これをプレス機で…。
たった3秒で部品に加工。
出来上がったのは車の前方の部分。
次は溶接。
1,000度の熱で鉄をとかし部品と部品をつなぎ合わせる作業。
一台の車で…それを短時間にしかも正かくに行うため溶接ロボットがどう入された。
これで火花が飛び散るきけんな作業も安全に。
次の工てい。
塗装でもロボットが大活やく。
ほこりの入らないクリーンルームで注文におうじた色にきれいにぬっていく。
かつて塗装はベテランしょく人の手作業だった。
むらなくていねいに仕上げるため時間をかけて行っていた。
しかし塗装ロボットの開発によって…とつぜんですがここで問題。
正かいは…自動車を組み立てるために必要な3万個の部品の多くは自動車工場とは別の工場でつくられている。
ここはエンジンをつくっている工場。
このように部品をつくる工場は関連工場とよばれ必要な量の部品を決められた時間にとどけるようになっている。
管理にはコンピューターが使われている。
自動車は関連工場が協力し部品を自動車工場におさめることでつくられている。
関連工場の数はとても多い。
そこで働く人の数も多いことから自動車産業は日本を代表する産業となっているのだ。
それではとどけられた部品を組み立てているところを見てみよう。
流れてくる車。
何か気づくことな〜い?そう!一台一台ちがう。
お客さんの要望がちがうためだ。
その分組み立てる部品もちがい作業はふくざつに。
でもまちがいはゆるされない。
そこで考え出された仕組みがこれ。
必要な部品をじゅんびする人を配置したのだ。
さらに正かくに早く用意できることを目ざしくふうが。
それがこのランプ。
ランプがついているたなから部品を取っていけば必要なものがすべてそろう。
ちょう便利な仕組みだ。
部品を取り付ける人とじゅんびする人に分けることでそれぞれの作業に集中できるようになった。
これでこうりつがかなりアップしたという。
さらにこうりつ化を目ざした取り組みは部品の取り付けにも。
例えば重い部品を取り付けるために考え出されたのがこれ。
これを使えばたった40秒で取り付け完りょう。
こちらは車体が自動的に上しょう。
つねに楽なしせいで作業ができるようにとのくふうだ。
作業する人はテキパキと組み立ててホントすごい早さですよね。
ちなみに工場では1分間に1台のわり合で自動車が出来上がるんですからわたくしがいつも食べているカップラーメンよりも早いわけですね。
わたくしトビラですがつい感心してしまいました。
さあ組み立てられた自動車ですがその後どうなるんでしょうか。
組み立てが完りょうした自動車は最後に一台一台入念に検査が行われブレーキやハンドルは正しく動くかライトは正しい位置を照らすか自動車のうら側まできびしくチェック。
こうして一台の車がようやく完成。
ズラ〜ッとならんだピッカピカの自動車は国内だけでなく船に積まれて海外にも運ばれる。
日本の自動車メーカーの工場は実は海外にも。
工場の数は年々ふえているそうだ。
とつぜんですがここで問題。
正かいは…海外での生産はげん地の人をやとったりげん地の部品を使うことでその国に利えきをもたらすことができる。
さらにその国の交通事じょうに合った車を開発したりつくった車を早くお客さんにとどけることができたりとメリットがあるのだ。
海外の工場でつくった車が日本にゆ入されることも。
今では国内より海外でつくられるほうが多いらしいですよ。
日本の自動車が外国の経済まで明るくさせるなんてすばらしい。
よっ日本車!みなさんも自動車から世界を考えてみませんか?新たな社会のトビラが開くかもしれませんよ。
地きゅう上のさまざまな場しょを2014/09/10(水) 09:30〜09:40
NHKEテレ1大阪
社会のトビラ「自動車ができるまで」[解][字]

自動車はどのようにして作られているのか? 工場に潜入し、およそ3万個もの部品が早く、正確に組み立てられていく様子や、そこで働く人たちの知恵と工夫を紹介する。

詳細情報
番組内容
自動車は、1台につき約3万個もの部品でできている。いったいどのようにして作られているのだろうか? 番組では「プレス」「溶接」「塗装」「組み立て」などの工程を経て、自動車が作られていく様子を紹介するとともに、そこで働く人々の知恵と工夫を伝える。また、自動車を作るうえでの関連工場の役割や、海外で日本車を作る意味などについても考えていく。
出演者
【司会】温水洋一,【語り】服部伴蔵門

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
情報/ワイドショー – その他
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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