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けんGブログ


2014年9月9日 : スーパームーンの午後の憂鬱

昨夜は中秋の名月、そして今夜は今年3回目、そして最後の「スーパームーン」でした。

月は地球の周りを楕円軌道で回っています。通常は地球との平均距離は約38万4000kmですが…今回はそれより2万5000kmも短かったそうです。スーパームーン自体は毎年あるようですが…次回、今年ほど月が大きく見えるのは…20年後だそうです。「その日まで、自分はいったいどんな人生を歩んでいるんだろうか?」。。。ふと、そんなことを考えてしまいました。写真は9日未明、あまりの美しさに驚いて、自分の一眼レフカメラで撮影しました。

古来、日本人は満月を喜び、鑑賞しますけれど…西洋では、満月を不安・不吉なものとしてとらえてきたそうです。そういえば、満月の夜には「犯罪が増える」とか「血が騒ぐ」とか言われますよね? 巨大な「月の引力が、人の情緒を不安にさせる」という説もあるようです。

そんな話は、後付けの振り返りなわけですが(笑)…本日は、ちょっといつも以上に興奮して、いわずもがなの熱弁を奮ってしまったかもしれない…さっきまで、ちょっとそんな自己嫌悪に陥りかけていたのでした。 


午前の議会の通告質疑や採決などの後の午後1時から、所属する総務建設委員会が開催されました。

7月に従来の憲法解釈を変更して『集団的自衛権』の行使を可能にする閣議決定を行った安倍内閣の姿勢に批判的な市民から、上掲のような『意見書』を日本政府に提出するように…という『請願書』が出されたことに対する審議、討論、採決を行うためでした。

書かれている内容は、安倍政権に批判的なマスコミや有識者を通じて、いつも語られている論法です。さまざまな批判がなされていますが…結局のところ、反対されている人々の不安の根源は…現在の国際的な状況や我が国の同盟関係から考えて「米国がどこかの国で起こす戦争に、日本も戦地に自衛隊を派遣するという形で参加しなければならなくなる」ということに尽きるでしょう。

しかし、一方で、現代の国際社会秩序の基準でもある国連は「国連憲章第7章」ですべての加盟国195カ国に対して「個別的自衛権」と「集団的自衛権」という2つの自衛権を認めています。「集団的自衛権」とは、同盟国や親密な関係にある他国がどこかの国から不法な攻撃を受けた場合に、その被害国の要請によりその国を支援し、一緒に反撃する権利を言います。

日本は、これまで憲法9条との兼ね合いから、加盟国で唯一「国際法上、集団的自衛権を持ってはいるが、使えない」という解釈がなされてきました。さらに、日本は米国と安保条約も結んでいます。日本が攻撃されると、米軍は日本を守るために駆けつけます。日本を攻撃する外国軍と米軍が戦闘になることもあるでしょう。こんな時でも、日本の「自衛隊は米軍を支援してはいけない」ということになるのです。

私は、人類の究極の理想を謳う日本国憲法を守り、「絶対にこれ以上、解釈を変えてはならない!」と考える請願者のみなさんの純粋で熱い思いや使命感は理解します。しかし私は現実問題として、上記の理由から議員間討議の場で、この意見書の提出には「賛成はできない」と言い切りました。日本だけが『正しい憲法』を順守ししても、近隣諸国は領土問題で正しい歴史認識を共有してはくれませんし、これから先は軍事力の行使をためらってもくれないでしょう。私は、軍隊を持たずに非武装中立を貫いている妻の祖国コスタリカと我が国の違いも挙げながら、今の国際社会で日本だけが「集団的自衛権を行使できない」という立場ではいられないと強く、熱く主張しました。

さらに、時の内閣が独自の判断で、従来の憲法解釈を変更したという問題点についても…終戦後の米国の日本統治政策の都合で、二院制の先進国では唯一…憲法の改正の発議には「両院の3分の2の賛成」が必要だとするほとんど実現不可能な憲法規定の存在する以上、「望ましくはないが仕方ない」ということも述べさせていただきました。

とはいえ、国会議員でもない小さな小さな地方都市の議員でしかない自分が、「どうして純粋に平和を祈る市民の思いに、冷や水をぶっかけるようなことを言わなければならないのだろう?」というジレンマはありました。「わざわざ自分が敵役にならなくてもいいのに…」「たとえ牧之原市議会が意見書を出したとしても、政府の判断に影響なんてないだろうに…」という気にもなりました。

でも、私と同様に「反対」の立場を表明したみなさんが、請願者の心情を慮るあまり、意見書(案)の結論の部分…「国民的な議論を踏まえ、慎重な対応をするように要望する」というところだけをとらえ、「政府は当然、慎重に対応するはずだから、まずはそれを見守りたい。今、あえて意見書を提出する必要はない」というような『方法論』から反対されていたので、どうにも黙っていられなかったのです。

どんなに丁寧に接しても、この議論は平行線のままかもしれません。きっとそうでしょう。。しかし、相手の真摯な姿勢と行動は正面から受け止める。徹底した議論・討論を尽くした末に多数決で決める。決まった結果には潔く従う。私はそんな「民主主義の原則を貫いていきたい」と今、あらためて決意しました。

討論と採決の結果、この意見書提出の請願は、4対3の小差で、委員会では不採択となりました。しかしまだ、本会議での討論と採決が残っています。

2014年9月8日 : 議会だよりと議会報告

9月議会が始まったばかりですが…早くも本日、次回11月15日発行の「議会だより第36号」に向けた広報特別委員会が開かれました。

前回は、たった6人だけだった一般質問が、今回は11人とほぼ倍増したことで、全20ページの紙面建てをどうするか? 紙面が余っている時に立ち上げた不定期連載をどう扱うか?(=お休みするか? 縮小して掲載するか?」などが主な議題でした。

新聞記者時代には、毎日見てきた作業ですし、文章を扱う仕事は大好きなんですけど…今週は毎日膨大な量の資料と数字の説明が待っているかと思うと、その先のことにあんまり集中できなかったことも確かです。それでも、鈴木委員長を始め、6人のメンバーは、よりよい議会だよりの作成を目指して、活発で前向きな議論を重ねました。

いったいどのような紙面になっていくのかは、次回から採用が決まった新しい表紙の話とともに、日を改めてご紹介していきたいと思っています。

そして、午後からは、もう1つここ1カ月間、私を頭を悩ませていた「議会報告会」のシナリオ原稿パワーポイントによるスライド作りという大変な作業が待っていました。

10月1日の相良資料館を皮切りに、市内の全6会場で開催される議会報告会で市民のみなさんに発表する内容を3週間も前に、議会運営委員長に提出しなければならないのです。小学生時代からいつも宿題や作文はやっつけ仕事で、締め切り当日の朝までかかって提出していた男なので、どうしてそんなに早く準備しなければいけないのかがよくわかりませんけれど…ともかく今、必死に作成しています。

私の担当は、鈴木千津子議員、植田博巳議員と組んでの『総務建設委員会の活動報告』です。お2人とも事前に、しっかりと理路整然とした原稿を書いて渡してくださった上で、私の編集能力を100%信頼して、任せてくださっているので頑張らないわけにはいきません!!

他の3つの担当係(平成25年度決算平成26年度予算文教厚生委員会)の発表に負けないものを朝までに作り上げる決意です!!
2014年9月7日 : 水はけのいいグラウンドを!


本日予定されていた『静波区スポーツ祭』は…「グラウンドコンディション不良のため」中止となってしまいました。これで2年連続です。この時期の週末のグラウンド予約はびっしり埋まっていて、予備日が取れないからです。他の地区でも軒並み中止だったようで…予定通りに開催されたのは、芝のグラウンドがある新庄区と、前日からグラウンドに砂を入れるなど対策を取った上で、開会を1時間遅らせて競技を強行した勝間田区だけだったようです。

私は、静波区の定例評議会に毎月出席しているので、各町内会の幹部や体育委員など関係者が、どれだけ入念に万全の準備をしてきたかを知っています。みなさんの無念思いは、いかばかりでしょう。

昨夜の大雨は未明には降りやんでいました。元スポーツ紙記者の私の経験則では「余裕で開催だ!」という気分だったワケですが…実際は、グラウンドは水浸し。前日に関係者が引いたラインも、すべて流されて跡形もありませんでした。中止決定から6時間たった昼すぎでも、ご覧の通りの水たまりとグチャグチャなピッチ。。。これが、牧之原市の街中にある最大の市営グラウンドの実態です。。

別に天然芝じゃなくっても、人工芝でも、ぐりんぱるのような『暗渠排水』(=溝を掘り砂利を敷き、透水管を埋設して水はけを良くする方式)でも(…だんだん高額な話になってますけど…)何でもいいんです。 多少の悪天候でも屋外スポーツが開催できれば…。でも、以前も書きましたけど、牧之原市には、陸上競技大会を開けるほどの規模の芝のグラウンドは1つもありません。

昨年12月の議会の一般質問で取り上げましたが、未だに予算化される気配はありません。それでも、この9月議会で審議の上、採決される見込みの来年度から8年間の市の『総合計画基本構想』には「体育館、グラウンドなどの機能充実を図り、市民がスポーツをしやすい環境を整備します」と書かれています。

何とかこの環境を改善するために、私はこれからも声を上げ続けます。


熱海市長選挙 7日に投票が行われ、即日開票の結果、現職の斉藤栄氏(51)が、旅館業・森田金清氏(46=前観光協会会長)と前市議の田中秀宝氏(46=元市議会議長)を破り、3選を果たしました。投票率は59・41%で、前回選(2010年)を2・72ポイント下回ったそうです。私が個人的に応援していた田中氏は、保守陣営の分裂の影響もあり、現職の厚い壁に阻まれてしまいました。それにしても、3人の立候補者の平均年齢が、47.7歳ってすごいですよね。

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(c) Johnjohn