碧の海〜LONG SUMMER〜 #34【黒い密約…仕掛けられた罠】 2014.08.14

(舞)私は航太と結婚してしまったの。
圭吾のところに戻ることはできない。
(麗華)鑑定書送ったの私なの。
(圭吾)えっ?
(麗華)ねえ。
私と手組まない?
(祥子)離婚してください。
あなたのことで心をかき乱されるのうんざりです。
(勲)別れんぞ。
俺は絶対に別れないぞ。
(航太)あの子がふさぎ込んでいる。
(航太)お前なら何とかできる。
(舞)えっ?私が彩ちゃんの気持ち全部受け止めるから。
(麗華)話って何?
(圭吾)この前の話受けようと思う。
(圭吾)君と手を組む。
(麗華)私と手を組むってことはパパとも手を組むってことなのよ?分かってる?
(圭吾)ああ。
パパは一度つかんだらうま味がなくなるまで放さない人だけど大丈夫?ああ。
(麗華)分かった。
それだけ覚悟が決まってるんだったらパパも喜ぶわ。
航太よりずっと使えるやつだってパパに伝えとく。
2人で楽しく航太とあの人を引き離しましょう。
ああ。
どんな手使おうかしら。
ああー。
えっ?沖縄ですか?
(勲)そうだ。
これは廖社長の意向でもある。
2人で沖縄のリゾートホテルの改築工事に行ってほしい。
2人で?
(勲)クライアントは舞の照明デザインをご希望だ。
施工に関する打ち合わせの交渉は新垣君にしてもらいたい。
あのホテルのことは君もよく知ってるだろ?はあ。
2人で行ってくれるね?ですが私には別件が。
それなら私が代行します。
廖社長の直々の依頼なら断れないでしょうし。
分かりました。
(勲)よろしく頼むよ。
後はよろしく。
どういうつもりだ?
(麗華)何の話?とぼけるな。
沖縄のかりゆしリゾート。
お前が懇意にしてるホテルじゃないか。
そうだけど。
それがどうかした?何で俺たちに話を振る?何で舞と一緒に行かせようとしてるんだ。
あら。
舞さんのことぼろぼろにするんじゃなかったの?いい機会だからチャンスつくってあげようと思って。
くだらない。
フッ。
くだらなくて結構。
ねえ。
これをチャンスにあの人を一度あなたに振り向かせてよ。
それからばっさり捨てて。
それぐらいしてくれなきゃ許さない。
(祥子)ねえ。
どうしても行かなきゃいけないの?仕事だから。
(祥子)あの男と一緒になんて。
お母さま。
「あの男」なんて言わないで。
(祥子)だって。
心配しないで。
ホントに大丈夫だから。
(聖子)《航太を昔の航太に戻せるのは舞だけ》
(係員)あちらになります。
いってらっしゃいませ。
(慎吾)ありがとうございました。
いってらっしゃいませ。
・慎吾。
(慎吾)おおー。
航太。
航太か?
(慎吾)結婚したんだって?驚いたよ。
圭吾のことはかわいそうだけどまあ仕方ないよな。
へえー。
もしかして今回の沖縄はハネムーンか?仕事よ仕事。
(慎吾)うーん?そうか?せっかくだから沖縄楽しんでいけ。
痛っ。
(支配人)ではそういうことで。
後はよろしくお願いします。
お願いします。
ちょっと行きたいところがあるの。
じゃあこっからは別行動で。
あなたも一緒に来て。
(勲)あのう。
新垣晴雄さんって方は?
(親方)晴雄やったらあと1時間ぐらい帰ってけえへんけど。
あんた誰?晴雄に何の用や?・
(彩)こんにちは!
(親方)彩ちゃん。
(親方)久しぶりやな。
体の具合悪かったんやて?晴雄心配しとったで。
(彩)はい。
でももう元気になったから大丈夫です。
そうか。
よかったな。
ところで今日はどないしたんや?ああー。
また弁当でも届けに来たんか?
(彩)お母さんにどうしてもって頼まれて。
(親方)うん。
晴雄今現場やからな。
よっしゃ。
わしが預かったるわ。
(彩)お願いします。
(彩)あのう。
おじさんはお父さんとどういう知り合いですか?
(勲)ああ。
ちょっと昔の仕事仲間だよ。
(彩)そう。
じゃあ漁師…。
なわけないか。
おじさん海なんて縁なさそう。
(勲)ハハハ。
そうだね。
君はよくお父さんの仕事場には来るの?
(彩)うーん。
来るっていってもお弁当持ってくるぐらい。
後は釣りに行くときとか。
ここに迎えに来て。
釣り?魚釣れた日はお父さんが料理するんです。
お父さん澄まして「お味はいかがでしょうか?」って聞くとお母さんが「結構なお味です」って言って今度はお父さんが「お粗末さまです」って。
お父さんとお母さんの…。
おじさん?ああ。
ごめん。
おじさん用事を思い出した。
悪いけど帰るね。
(彩)あっ。
はい。
(勲)じゃあまた会おうね。
(彩)はい。
ごちそうさまでした。
行こう。
いいから来て。
ねっ。
懐かしいでしょ?航太何年ぶり?うわぁ。
全然変わってない。
ねえ。
航太。
私初めてここに来たときはホントに世間知らずだった。
航太に泊まれるのはここだけって言われてついてきて。
(航太)《ここ俺んち。
民宿新垣の長男新垣航太》《1泊2日2食付きで8,000円でいいよ》結局それは航太の作戦で。
でも…。
航太がお金に必死だったのは夏帆ちゃんのためだって分かった。
(航太)《バカにするなって言ってんだよ!》《貧乏人には生きる権利もないっていうのか?》《黙って死ぬのを待ってろっていうのかよ?》
(舞)《夏帆ちゃんだよね?こいつから聞いてます》
(航太)《航太でいいよ。
名前で呼べよ》ここでケンカしたり笑ったり。
生まれて初めて料理をしたのもここ。
航太もったいないからってまずいの我慢して食べてくれて。
(舞)《そんな無理して食べなくても》
(航太)《一生懸命作ったんだろ?》懐かしい。
私ホントはずっとここにいたかった。
(舞)《家に帰りたくない。
ずっとここにいたい》《帰りたくないよ》文ちゃん食堂行こうか。
ねっ。
ねっ!
(文子)2人ともおかえり。
アハハ。
やだ。
航太。
ちょっとあんたもしばらく見ないうちにすっかりいい男になっちゃって。
ねえ。
結婚したんだって?あっ。
ええ。
(文子)それにしても漁師の息子がねぇ。
ねえ。
ファンドマネジャーだっけ?難しいことやってんだ。
ねえ。
晴雄さん元気?ええ。
まあ。
ねえ。
久々にイラブー汁にしようか?ほら。
昔イラブーがウミヘビだって聞かされたときはすごくびっくりしたけど。
うん。
航太。
イラブーやヤシガニ取ってよく売りに来たっけ。
へえー。
ねえ。
航太。
後で海に行ってみない?俺は先に帰る。
(玉城)あれ?航太?航太か?おおー。
(比嘉)航太?えっ?ホントに航太か?
(玉城)お前生きてたのか。
よかったなおい。
(比嘉)あのときはホントにすまなかった。
(玉城)ああ。
あのう。
(玉城)うん。
あのう。
14年前のあのときこいつ晴雄の代わりに謝りに来たんだ。
(玉城)それを俺たちは袋だたきにしちまって。
腹立ち紛れに殴ったり蹴ったり。
航太は悪くないって分かってたのにさ。
(玉城)本当にすまんかった。
別に。
(玉城・比嘉)えっ?えっえっ?あっ。
すいません。
いろんなことがあったんだね。
俺が金をとったのは事実だ。
あの金を元にここまでのし上がってきたんだ。
謝らなきゃいけないのは俺の方だ。
航太。
あのとき俺は殴られながらこの痛みを体に刻みこんでやると思った。
絶対忘れてなるものかって。
お前何考えてる?バカに素直にこの仕事引き受けたと思ったらこれが狙いか?ここまで来れば俺が情にほだされて復讐をやめるとでも思ったのか?くだらない。

(圭吾)お母さん。
ご用って何ですか?
(祥子)圭吾さん。
私はもうあなたしか頼る人がいないの。
(祥子)舞はあんな男と結婚してしまうし夫は夫であんなこと。
子供までつくって。
お母さん。
私離婚しようと思うの。
(圭吾)えっ?これ以上一緒にいたら私おかしくなってしまいそう。
あの人に出てってほしい。
会社からもこの家からも。
そして舞とあなたと穏やかに暮らしたい。
ねえ。
どうしたらいい?どうしたら私はあの人を追い出すことができる?ねえ。
圭吾さん。
教えてちょうだい。
圭吾さん。
(武雄)ステーキ2人前お待ち遠。
(麗華)ああー。
おいしそう。
(由紀子)ちょっと。
あの2人ホントにどうなってんの?
(武雄)食い物屋はうまい食い物出してりゃいいんだ。
余計な詮索はすんな。
(由紀子)はーい。
(麗華)話って何?
(圭吾)頼みがある。
(麗華)何?
(圭吾)君のお父さんに会わせたい人がいる。
小館興産の社長夫人だ。
(麗華)なるほど。
夫婦でパパの取り合いってわけだ。
航太が知ったらどう動くかな。
このことは航太には伝えないでほしい。
それが廖社長と奥さんを引き合わせる交換条件だ。
分かった。
航太には内緒にしておく。
それよりね圭吾さん。
私今夜あの2人に特別な贈り物を用意したの。
いわゆる踏み絵ってやつをね。
(圭吾)踏み絵?もし航太がその踏み絵を踏んだら今より少しだけ航太のこと信じてあげようと思うの。
ねえ。
圭吾さん。
今ごろあの2人どうしてるかしら?
(麗華)フフッ。
フフフ。
えっ?一部屋なんですか?
(従業員)はい。
東京からそのように変更の連絡を受けております。
(従業員)ではご用の際はフロント8番でお願いします。
(麗華)《これをチャンスにあの人を一度あなたに振り向かせてよ》《それからばっさり捨てて》麗華か。
舞。
こっち来いよ。
ちょっと何するの?ちょっと。
航太やめて!何でもするんだろ?関係ない人間を巻き込まないためなら何でもするんだろ?こんなの嫌。
嫌!こんなのホントの航太じゃない。
ホントの航太じゃない。
ホントの俺じゃない。
そんなふうにしたのは誰だ?苦しめばいい。
もっと苦しめばいいんだ。
言うとおりにすればいいの?あなたの言うとおりにしてあなたの気が済めばそれで元の航太に戻ってくれるの?航太?他で寝る。
2014/08/14(木) 13:30〜14:00
関西テレビ1
碧の海〜LONG SUMMER〜 #34[字][デ]【黒い密約…仕掛けられた罠】

彩(米山実来)を守るため、航太(徳山秀典)との偽装結婚を受け入れた舞(奥菜恵)。圭吾(尾形貴弘)はこの結婚が航太の企んだものと確信するが、舞は真実が告げられず…

詳細情報
番組内容
 退院したものの、彩(米山実来)のことが心配で仕事が手につかない舞(奥菜恵)。そんな舞の元へ航太(徳山秀典)がやってくる。彩を救ってやってくれと言う航太に、舞は昔の純粋だったころの航太のことを思い出して…。
 そんな中、舞は仕事で航太と二人で沖縄に行くことになる。それは麗華(上野なつひ)の策略だった。そうとは知らぬ舞は、ある思いを抱え沖縄へ行く決意をする。
番組内容2
 沖縄で航太をさまざまな場所に連れて行く舞。航太の実家、文子(エド・はるみ)の店、今も昔と変わらぬきらめきを放つ海…。出会った頃の懐かしい話をする舞に航太はいらだちを見せる。「沖縄に来れば、俺が情にほだされ、復讐を止めると思ったのか」。麗華から、舞を苦しめるよう迫られていた航太は、舞を強引に押し倒すが…。
 一方、東京では勲(板尾創路)が、彩と偶然、出会ってしまっていた。
番組内容3
素直でまっすぐ育った彩をまぶしい思いで見つめる勲。勲の中で何かが弾けようとしていて…。
出演者
小館 舞:奥菜 恵
新垣航太:徳山秀典
高峯圭吾:尾形貴弘(パンサー)
上原美樹:遊井亮子
廖麗華:上野なつひ
  ・
小館祥子:杉田かおる
廖金明:升毅
  ・
新垣晴雄:木村祐一
小館 勲:板尾創路 ほか
スタッフ
【企画】横田誠(東海テレビ)
【原案】倉科遼
【脚本】武田有起
【演出】星田良子
【企画プロデューサー】服部宣之(東海テレビ)
【プロデューサー】松本圭右(東海テレビ)
仲良平(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
坂本直彦(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
浦井孝行(国際放映)
河角直樹(国際放映)
スタッフ2
【メインテーマ】S.E.N.S.
【音楽】森英治
【主題歌】「消せない約束」fumika(Island Roots)
【制作】東海テレビ
吉本興業
国際放映
ご案内
東海テレビ昼ドラをもっと知りたい方に!
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【公式サイト】http://tokai−tv.com/aonoumi/ 
【YouTube東海テレビ公式チャンネル】【昼ドラ公式ツイッターアカウント】@hirudoraTokaitv

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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