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ロシア軍が北方領土で始めた軍事演習に、日本が抗議したことに対して、ロシア外務省は、軍事演習は日本などを念頭に置いたものではないと反発を強めています。
ロシア軍がおととい、北方領土の択捉島と国後島で軍事演習を始めたことを受けて、安倍総理大臣はきのう、わが国として到底受け入れることはできないと述べ、外務省がロシア側に厳重に抗議しました。
これについてロシア外務省の報道官は１３日、軍事演習は、日本などを念頭に置いたものではない。
日本が懸念するようなことではないと述べ、通常の軍事演習であることを強調しました。
その上で、演習場所となった北方領土の帰属について、第２次世界大戦の結果に基づいて、合法的にロシアに属している。
自分の領土での軍事演習の場所は、自分たちで決めると述べ、日本側の抗議は受け入れられないと反発を強めています。
北朝鮮はきょう、今月行われる韓国とアメリカの合同軍事演習の中止を求める声明を発表し、韓国に敵対行為をやめるべきだという主張を重ねて強調しました。
北朝鮮の朝鮮中央通信は、韓国との窓口機関である祖国平和統一委員会の声明を伝え、アメリカが南にいるかぎり、北と南の関係改善は不可能だとしました。
また今月行われるアメリカと韓国の合同軍事演習について、朝鮮半島情勢を戦争の瀬戸際に追い込む演習を中止すべきだと述べました。
その上で韓国に対し、敵対的行為をやめ、関係改善に向けた意志を見せるべきだとしています。
韓国政府は北朝鮮に対して、離散家族の再会などを話し合うために、今月１９日に高官による会談を開くよう呼びかけたばかりでした。
今回の声明は韓国への回答を前に、演習の中止などを主張を改めて示した形です。
北朝鮮は、アメリカと韓国の軍事演習のたびに、ミサイル発射などを行ってきたことから、関係国は、合同軍事演習を前に北朝鮮の挑発行為への警戒を強めています。
アメリカは、イギリスやフランスなど、ヨーロッパの主要国と５か国で共同声明を出し、北アフリカのリビアで暴力の応酬が続き、市民の犠牲が増えていると非難し、不安定なイラクやガザ情勢に加え、リビアの治安が悪化していることに、一段と懸念を強めています。
北アフリカのリビアでは、３年前にカダフィ政権が崩壊してから、さまざまな武装勢力が衝突を繰り返し、暫定政権が統治できない状態が続いています。
リビア情勢を巡り、アメリカ政府は１３日、イギリスやフランスなどヨーロッパの主要国と５か国で共同声明を出し、リビア全土で続いている戦闘と暴力を強く非難する。
市民の犠牲者が増えていることは遺憾で、医薬品の不足も懸念しているとしています。
その上で、市民への暴力は国際人道法に違反しており、すべての当事者に政治対話を始めるべきだと訴えています。
イラク北部で、アメリカがイスラム過激派組織に対する空爆を続ける一方、パレスチナ暫定自治区のガザ地区では、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘の再開が懸念される中、リビアでも治安の悪化に歯止めがかからないことに、懸念が強まっています。
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2014/08/14(木) 13:00〜13:05
ＮＨＫ総合１・神戸
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ニュース／報道 – 定時・総合
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