どきどきこどもふどき「くふうがみっちり!日本の漬物」 2014.08.14

(かげの声)万三郎これな〜んだ!
(ジョージ万三郎)むむ?黄色とかピンクの…。
オオ!今どは黒いかたまりだ!これらはみんな漬物っていう食べ物。
見た目も味もさまざまです。
アハハ〜。
おいしそうに食べてる。
あらこっちもパクパクッて。
日本人は漬物が大すき。
いろんな方ほうで作ってきました。
うわ〜。
なになに?「これって食べられるの」って?ウハハぎっしり。
え?つぶしちゃってる。
「だいじょうぶなの」って?今回のなぞは漬物っていったいどんな食べ物?ときどき見かけるんだけどなんだかおとなの味って感じがしてちょっと食べるのをえんりょしてきたって?まあそう言わずに漬物のすごさがわかるまるっと9分30秒!う〜ん。
漬物ってあんまり見たことないんですけど。
そんなことはないはず。
ほらこれは知ってるでしょ?あ!見たことある。
これはたくあんという漬物。
じゃあこっちは?これもよく見るぞ。
これは梅干し。
い外とみ近にあるでしょ?う〜ん。
でもいったいなにからできてるの?梅干しの原りょうは梅の木になるみです。
あつめたみをようきに入れそこに塩をまぜておいておきます。
これを漬けると言うんですよ。
梅干しの場合1か月い上漬けておいたものをさらに日光に当てて干します。
3日ほど干せば出来上がり。
干すから梅干しっていうんだ。
どんな味がするんだろう?きゅう食で出てくる学校もあるのでちょっと聞いてみましょう。
(みんな)いただきます!フフ。
この子はどうかな?あら?…アララララララ。
アハハ。
やっぱりすっぱいんだ〜。
そのすっぱさがいいんですよ。
フフそっか。
すっぱくない漬物もあればな。
もちろんあります。
ちょっと見てみましょう。
ウハハ!いろんなのが!ぜん国にはその土地ならではの漬物があるんですよ。
いくつかごしょうかいしちゃいま〜す!冬は雪の日がつづきます。
そこでたて物の中に野さいをつるしけむりでいぶしてかわかす方ほうが生まれました。
これを漬けたものを…いぶりがっこのとくちょうはどくとくのこうばしさと歯ざわりです。
今どは南のほう…漬物のざいりょうはこちら。
南国にそだつ…パパイアって黄色くなかったっけ?パパイアは黄色くじゅくしたものが知られていますがここではじゅくす前の青いものをつかいます。
しょうゆやすに漬けてパパイアの漬物を作ります。
島の人は毎日のように食べる名物です。
つづいては福岡県の名物をごしょうかい。
ここは漬物工場です。
大きなおけの中に地元とくさんの高菜という野さいをならべます。
うこんという金色のスパイスと塩をかけながら高菜をどんどんつんでいきます。
ワハハ。
みっちりおみごと。
…ってあれれ?あふれちゃってますけど?だいじょうぶ!この高さまでつみ上げたらおもしをのせます。
アリャリャ。
つぶしちゃうの?こうすると水分がぬけ半分ぐらいの高さになります。
塩と高菜のうまみがギュッとつまったものにするためです。
福岡名物…ピリッとしたからさで人気です。
う〜ん。
どれもおいしそうだけど漬けるのってめんどうかもね。
それでも日本人はむかしから手間をおしまず漬けてきたんですよ。
なんでかな?それを知るにはあれですよ。
ルーツに…。
(ふたり)ゴー!およそ1,300年前にみやこがあった場所です。
土の中から文字の書かれたいたが見つかりました。
「加須津毛」と書かれています。
このころすでに漬物が作られていたのです。
かつて漬物はとてもたいせつな食べ物でした。
むかし日本人は多くのえいようを野さいからとっていました。
しかし冬になるとその野さいがなかなか手に入りません。
いつでも野さいのえいようをとりたいと作られたのが漬物です。
塩などで漬けるとばいきんがつきにくくなり長くほぞんできるのです。
さらにむかしは塩分がかんたんにとれなかったため漬物でおぎなうこともできたのです。
400年ほど前には各地に店ができ味をきそうようになりました。
多くの人が漬物の味を楽しむようになったのです。
ふ〜ん。
ずっとむかしからありがたい食べ物だったんだ。
そしてでんとうのある漬物をまもっていこうという人々もいるんですよ。
ほお?ひょう高は1,000mをこえ冬が長くきびしい場所です。
この地いきの人々はこのはを漬けます。
300年い上前からつづいているといわれています。
この地にとついで45年になる…毎年11月すんき菜をしゅうかくします。
すんき菜はゆに入れてさっきんします。
ゆですぎないよう色で見きわめてゆから引き上げおけにつめていきます。
そこにきょ年作っておいた茶色いすんき漬けをかさねます。
こうしておいておくと古い漬物についているきんがはたらいて味わいを作りまたほぞんがきくようになるのです。
塩をまったくつかわないのがすんき漬けのとくちょうです。
海から遠いこの地いきではかつて塩はきちょうひんでした。
…といわれたほどです。
その中で生まれたのがすんき漬けです。
1週間ほどたつと出来上がり。
おけからすっぱいかおりがしてきました。
漬物ができるのを心まちにしていた人がいます。
はなれてくらすむすめさんたちです。
漬物をもち帰るおけをたくさんもってきました。
中村さんはすんき漬けでだしをとったそばをふるまいます。
すっぱい。
うんすっぱい。
いつもの味?すっぱい?ふるさとのすんきの味をずっとうけついでほしい。
それが中村さんのねがいです。
たくさん作った漬物。
親せきや町の人に分けるうちどんどんへっていきます。
山里の冬。
でんとうのすんき漬けは人々の心もみたしていきます。
漬物には人の気もちも漬けこまれているんだな〜。
年をとったらいっしょに漬物を食べようよ。
ハニー!2014/08/14(木) 09:55〜10:05
NHKEテレ1大阪
どきどきこどもふどき「くふうがみっちり!日本の漬物」[解][字]

実にさまざまな種類のものがある日本の漬物。いつごろから、何のために作られてきたのか?全国各地の特色ある名物漬け物を紹介しながら、漬物のヒミツに迫る。

詳細情報
番組内容
子どもの目には、日本の伝統や風習は「ふしぎ」がいっぱい。そのふしぎのルーツを探り、こめられた気持ちを探る。今回のテーマは「漬物」。「いぶりがっこ」や「パパイア漬け」など、各地の名物漬物を紹介しながら、その土地の気候風土に適した漬け方の工夫を見ていく。「野菜を保存し、おいしく食べたい」という、はるか昔から漬物にこめられてきた願いを探る。【声の出演】柴田秀勝、市川展丈【語り】小郷知子アナウンサー
出演者
【声】柴田秀勝,市川展丈,【語り】小郷知子

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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