・頑張れ頑張れ!
(岡本玲)
肉体の限界を超えた戦いに男は挑む!
過疎の村…
彼が走り続けるのには訳がある。
かつて世界を目指したものの挫折。
一度は走る場さえ失った崖っぷちの男にとってこのレースには世界再挑戦の夢がかかっている
その走りには小さな村の人たちの未来もかかっている
果たして崖っぷちランナーは世界へたどりつけるのか!?
始まりました「明日はどっちだ」。
今回は新米現場監督の足助さんと村の鉄人ランナー重見さんを応援します。
さあついに100kmマラソン本番と。
どうなったか。
めっちゃ暑そうやったよ。
もうこれまでいろんな過酷なレース挑戦されてきましたから。
結果出してるからね。
そうそう。
先日TOKIOの城島リーダーも101km。
お宅大号泣でしたもんね。
あれはきますよね。
ここ2人泣いてる時僕泣いてないんです。
そう。
俺とすばるはスイッチほぼ一緒やってん。
俺の方が若干多かったみたいやけど。
この日オホーツク海に面したサロマ湖には全国から健脚を誇るランナーが3,000人以上集まっていた
すごい大会やね。
世界選手権の日本代表を決める国内最高峰のレースだ
参加者はオリンピックのメダリストをはじめかつてこのレースを制した強豪もいる。
そんな中…。
小さな村の専属ランナーとして世界に挑む重見さんも注目を集めていた
すごいやん!すげぇ!有名人やん。
しかし重見さんは一つ大きな不安を抱えていた
どうしました?
実は足のコンディションが最悪だったのだ
「最悪」なんや。
練習中にアキレス腱を負傷。
とても100kmを走りきれる状態ではなかったが出場を取りやめないのには訳がある
重見さんが専属ランナーを務める売木村は将来存続も危ぶまれる過疎の村。
村人たちは重見さんが走って村の名をPRしてくれる事にずっと期待してきた
そのため重見さんはこの1年とてつもないペースでレースを走ってきた。
その代償は大きかったのだ
蓄積されていくわなぁ。
重見さんを村専属のランナーに採用した村長も心配していたが本人は…
大丈夫かね。
いやいや怖いなぁ。
どんな時でも村のために走る。
自分が決めた事だ
そんな重見さんのために赤ちゃんを抱えた妻の裕子さんが応援に駆けつけていた
間もなくスタート時間
この足がどこまでもってくれるか
(スターターピストルの音)
早朝5時いよいよ始まった
しかしコースは過酷だ。
100kmの大半が湖畔や海辺を走るため強い日ざしを遮るものがないのだ。
その象徴がワッカだ
80km地点から始まる最後の難所。
ここを往復20kmも走らなければならない
もう逃げ道ないやん太陽から。
日の高くなる前にどこまで順位を上げられるか
100km走るんやもんなぁ。
暑ければその分消耗が…。
最初の関門…
ここに何位でやって来るか
妻の裕子さんが動いた
夫が1位でやって来る事を信じてドリンクを一番前に置いてもらう
トップがやって来た。
重見さんか…?
現れたのは前回の覇者…
そのあとも次々にランナーが通過するが…
ええ〜!
すると10分後
あっ来た!
かなり出遅れた。
やはり足の具合が良くないのか
ここから先どんどん日が高くなってくる
40km地点。
まだ抜け出せない
まだ半分行ってないもん。
40km走ってんねんでもう。
大粒の汗をかき始めた
きつくないはずはない。
この時点で既にフルマラソンの距離を超えているのだ
夫の巻き返しを信じるしかない
その思いが通じたのか重見さん7位に浮上
根比べやなもう。
…が60km地点本当の試練はここからだ
強い日ざしに照らされ灼熱の道が選手の体力を容赦なく奪っていく
すごいな!
(せき)
すると65km地点重見さんがかつてないほど苦しい表情に
もう足は限界にきているはず
…が重見さんはここから猛然とスパートした
ついに代表圏内4位の選手を捉えた
なぜ重見さんはこれほどまで懸命に走ろうとするのか
幼い頃から…
しかしエリートばかりの実業団では挫折。
走る場を失いどん底まで落ちた。
そんな自分の背中をもう一度押してくれたのが売木村の人たち。
世界への挑戦は自分の夢でもあり村の人たちの夢でもあるのだ
そして迎えた最大の難所…
世界へたどりつけるかどうかここで勝負は決まる
あと15km
(拍手)
重見さんを支えているのは走る事への思いそれだけだ
決着の時が近づいていた
トップは誰か?
「2連覇おめでとうございます!」。
(拍手)
そのあとも日本代表が次々決まっていく
3位…あと1人?
そして4位が来た。
どうか…!?
現れたのは重見さんとデッドヒートを繰り広げた選手だった
重見さんは6位でゴールした
(3人)すごいな!
世界へはまたも届かなかった
村を背負いケガを押して走り続けた末の敗戦。
重見さんはどう受け止めたのか
重見さんはケガを言い訳にしなかった
勝負の世界の厳しさだ
これで重見さんの挑戦は終わるのか
ひとつき後売木村を訪ねると…
重見さんはまた動き始めていた
そう重見さんの挑戦は終わっていなかったのだ。
実は来年24時間マラソンの世界大会が開催される事になった
大丈夫!?行くの?
必ず世界にたどりつく。
重見さんは今日も走り続けている
いやぁすばらしい!すごいなぁ。
(拍手)次に向かって負けは負けと捉え鍛え直すというね。
前向きやねぇ。
やっぱ精神面のタフさって家族とか村の人たちの応援なんやろうな。
一緒に戦ってる感じしますもんやっぱ。
あ!重見さんから手紙。
えっ!?重見さんから…ほんまや。
じゃあ読ませてもらいますね。
すばる代表して。
すごいね。
ちょっと…「12時間走る」って「こんにちは」ぐらいで書いてましたよテンション的には。
ただの挨拶感覚で。
売木村やからっていうのもねすごい伝わってきますし。
くわぁ〜!まだまだ挑戦終わらないですよ。
男の汗がほとばしる土木の現場。
そこに紅一点彼女は今日も奮闘していた
まだ2年目の新米現場監督だ
今造っているのは高速道路のインターチェンジ。
予算は40億
現場で働く職人さんは男ばかり。
彼らを束ねる現場監督9人の中でも女性はもちろん足助さんただ一人。
それがいかに厳しい事か
例えば朝の職人さんへの指示ひとつ取っても…
女だからといって容赦はない。
そんな足助さんの目標はダムや橋など巨大工事を任される現場監督になる事
しかし初めは下働きに追われる日々
しかも職人さんはそれぞれがプロ
要求される知識も半端じゃない
しっかりしてるね。
そんな足助さんに求められているのは…
そして今年足助さんの力が試される仕事が任された。
高速道路の側面壁となる部分にコンクリートを打つ。
その仕事は意外に難しい
鉄筋の中にコンクリートを流し込めばそれで済むという話ではない。
例えばこの壁。
工事は必ず一日で終わらせる。
なぜならコンクリートは固まりやすい。
下から徐々にコンクリートを流し込んでいく際次に流し込むタイミングを遅らせる事ができない
足助さんが作ったスケジュールを見てみると…コンクリートを流し込む所要時間が分単位で厳密に決められている
開始予定の8時半に始められるかどうかが重要だ
ところが…
足助さん工事前日の準備でいきなりつまずく事に
やって来たのは発注元国交省の検査員
コンクリートを流し込む部分が設計どおりか検査を受けたのだが…
ほぼ完璧だったのに小さいクギが出ているのが見つかった
翌朝再度確認してもらう事に。
8時半に始められるかどうか
夜のミーティングでもその話に
はい。
結局足助さんは15分遅れに計画を変更した
迎えた当日
まずこの日の段取りを職人さんに説明する。
現場監督として彼らをちゃんとまとめていけるかどうかが問われる一日だ
ところが…検査員の再確認も終わった頃またトラブルが…
コンクリートを持ってくるように頼んだのだが予定時間を大幅に過ぎてもやって来ないのだ
ようやく生コン車がやって来たのは10時過ぎ
ここからどれだけスケジュールを挽回できるか
なんとか夕方までには流し込みを終えたい
職人さんたちも懸命だ
スケジュールの遅れに昼2014/09/09(火) 23:20〜23:45
NHK総合1・神戸
応援ドキュメント 明日はどっちだ #56[字]
関ジャニ∞が頑張る人々を応援する連続ドキュメンタリー。過疎の村の鉄人ランナーが挑む真夏の100キロマラソンのゆくえ。そして工事現場で汗する「土木女子」に新展開!
詳細情報
番組内容
過疎の村、長野・売木村のPRを担う「村専属ランナー」重見高好さんは、サロマ湖畔100キロウルトラマラソンにいよいよ挑戦。だが、足に痛みが残る中、重見さんのペースはあがらない。そして思わぬ出来事が…。千葉の高速道路の建設現場で働く「土木女子」こと足助美岐子さんは、「コンクリート打設」という難しい仕事を任されることに。だが、工程を計画通りに終えることに集中しすぎてしまった足助さんに、厳しい現実が…。
出演者
【出演】渋谷すばる,村上信五,横山裕,【語り】岡本玲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
バラエティ – トークバラエティ
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