ニュースウオッチ9▽錦織圭に生インタビュー▽天井川の恐るべき実態・対策は? 2014.09.09

錦織さん、おはようございます。
きょうの意気込みを教えてください。
全米オープンシングルス決勝、試合開始5時間前。
宿泊先を出発し、会場に向かう錦織圭選手です。
相手は、クロアチアのマリン・チリッチ選手。
対戦成績は5勝2敗と、錦織選手がリードしていました。
出だしからチリッチ選手は、長身から繰り出す高速サーブで、自分のペースを作ります。
3本連続。
4本連続。
巻き返したい錦織選手。
しかし、ミスが続きます。
さらにチリッチ選手は、巧みなプレーで錦織選手のペースを乱します。
そして。
あと一歩、届かなかった四大大会の制覇。
それでも、錦織選手を称賛する声が各地で。
そして、この人も。
表彰式で、錦織選手は次の目標を語りました。
こんばんは。
想像を超えたプレッシャーが、錦織選手を襲いました。
しかし、それにしてもね、全米オープン準優勝、歴史的な快挙でした。
後ほど、錦織選手と中継で結んで、お話を伺います。
錦織選手のオールラウンドのプレーぶり。
大会を振り返ります。
新たな歴史を作った錦織選手。
ただ、今大会は不安を抱えて臨んでいました。
大会の直前に、足の親指を手術していたのです。
開幕の3日前には。
しかし、大会が始まると。
1回戦をストレートで突破します。
その後、快進撃は続きます。
準決勝では、世界ランキング1位のジョコビッチ選手を破り、世界を驚かせました。
何が快進撃の原動力となったのか。
日本初のツアープロ選手として、世界のトップと戦った神和住純さん。
神和住さんは、今大会の錦織選手は、相手の次のプレーを読む力が際立っていたといいます。
その錦織選手の成長を支えたのが、四大大会での優勝経験もある、マイケル・チャンコーチでした。
やはりチャンピオンになった人のことばって重いですよね。
やはり優勝する前はこうだよとか、練習、決勝戦の前はこうだよとか。
チャンコーチの教えが力となります。
4回戦では、高速サーブのラオニッチ選手を。
準々決勝では、世界ランキング4位のバブリンカ選手を、いずれも4時間を超える熱戦の末、破りました。
ランキング上位の選手を次々と破り、自信にあふれたことばも出るようになりました。
錦織選手の実力を、ライバルも高く評価しました。
この10年、テニス界を引っ張ってきたのは、ビッグ4と呼ばれる選手たちです。
四大大会の決勝は、ほとんどこの4人が戦ってきました。
そのビッグ4を打ち破り、決勝に進んだ錦織選手とチリッチ選手。
テニスの新しい時代の到来を予感させました。
大会を振り返って、錦織選手は。
戦いきった達成感、それとも優勝を逃した悔しさでしょうか。
胸にあるのはどちらなんでしょう。
現地は朝8時を回ったところです。
後ほど、錦織選手に中継出演してもらいます。
次です。
円安ドル高が進んでいます。
きょう、東京外国為替市場の円相場は、アメリカ経済の先行きへの期待感などを背景に、1円以上円安が進んで、1ドル106円台前半と、5年11か月ぶりの円安ドル高水準になりました。
経済界からは、急激な円安を懸念する声も上がっています。
きょうの東京外国為替市場。
円相場は、ニューヨーク市場に続いて、一時1ドル106円39銭まで値下がり。
5年11か月ぶりの円安ドル高水準で取り引きされました。
アメリカ経済の順調な回復を受けて、アメリカの中央銀行に当たるFRB・連邦準備制度理事会が、ゼロ金利政策を解除する時期を、想定より早めるのではないかという観測が市場で強まり、ドルを買っておいたほうが得だと考える投資家が増えたためです。
きょうの円安も、きっかけはアメリカでした。
8日、FRBの地区組織が発表したリポートで、市場はFRBが考えるより、金融緩和が続くと思っているようだとコメント。
当局が利上げに向けた地ならしをしているのではないかと受け止めた投資家が、ドル買い円売りに動いたと見られています。
日本を代表する輸出産業にとって、円安ドル高は、海外での価格競争力が増すことから、有利とされてきました。
リーマンショックやヨーロッパの信用不安を受けて、日本経済に重くのしかかった円高。
この円高が、円安傾向に転じたのは、おととしの第2次安倍内閣の発足や、去年4月の日銀による大規模な金融緩和が背景にありました。
ことしに入って、値動きの幅が小さい状態が続いていましたが、先月から再び円安が進み始めていました。
1ドル106円台まで進んだ円安。
ところが、経済界の顔色はすぐれません。
急激な変動を望まない声も。
日本のメーカーの中には、この数年の間に生産拠点を海外に移したところも多く、円安ドル高の恩恵を、かつてのようには受けられなくなっています。
また、国内の原子力発電所の運転停止が続く中、火力発電所の燃料として使われる、LNG・液化天然ガスなどの輸入価格が一段と値上がりし、電気料金の値上げにつながりかねないという指摘も出ています。
このまま円安ドル高は進むのか。
来日がこれほど話題を集める人物も、最近では珍しいのではないでしょうか。
世界が今、最も注目する経営者の一人、アメリカのイーロン・マスクさんです。
電気自動車に宇宙ロケット、そして太陽光発電など、企業経営は多岐に渡ります。
共通しているのは、革新的な発想で、誰もやってこなかった技術を生み出すこと。
インタビューです。
イーロン・マスクさん43歳。
アメリカの電気自動車メーカー、テスラモーターズのCEO・最高経営責任者です。
案内してくれたのは、電気自動車、モデルSを日本向けに改良した新型車です。
ボンネットを開けると。
この車、きのう、日本で初めて、9人の顧客に納車されました。
車体の基本的な価格は823万円で、政府の補助金を受けると、700万円台で購入できるということです。
さらにモデルSのオーナーが無料で使える充電施設も設置。
今後、全国に配置する予定です。
乗り心地はどうなのでしょうか。
試乗させてもらいました。
わー、なんかスムーズだな。
おっ、加速がいいんですよ。
車内で目立つのが、このタッチパネル式のコンピューターです。
エアコンやサンルーフなどを操作できます。
たぶん、秋の風を思いっきり受けて。
おー!静かで加速がいいし、風が気持ちいいよ。
1回の充電で、最長502キロの走行が可能だといいます。
ユニークな発想を生み出す原動力は何なのか、話を聞きました。
電気自動車はこれまで、GM・ゼネラル・モーターズや、トヨタなどの大手自動車メーカーが開発を進めてきましたが、なかなか市場を作り出すことができませんでした。
テスラも、創業当初は赤字が続き、経営破綻のうわさが飛び交う時期もありました。
今は技術革新が進み、各社は実用的な電気自動車を次々と投入。
競争は厳しくなっています。
電気自動車以外にも、太陽光発電の会社など、さまざまな企業を経営するイーロンさん。
その経営手腕の高さから、アップルの創業者、スティーブ・ジョブズの次の世代を担う経営者ともいわれています。
そのイーロンさんが狙いを定めているのが、宇宙開発です。
宇宙船やロケットを開発するベンチャー企業、スペースXを経営。
2012年には、無人の宇宙船を打ち上げ、国際宇宙ステーションとのドッキングに成功しました。
さらに、こんなアイデアも。
大学で物理学を学んだイーロンさん。
豊かな発想の原点は、そこにあるといいます。
最後に、日本経済を活性化させるための鍵はなんなのか、聞きました。
この電気自動車市場を巡っては、国内の大手自動車メーカーも、多くの技術者を投入して、本腰を入れてきているということです。
考えてみますと、やっぱり今や日本を代表する大企業となったところも、もともとは小さなベンチャー企業だったところが多いわけでね、それが豊かな発想で、だんだんと身をなしてきたわけです。
このイーロン・マスクさんのやり方、一つ大いに刺激にして、新しいベンチャー企業はもちろんですが、すでに大企業と呼ばれるところも改めて挑戦の意欲を持って、日本のベンチャー精神、ここにありというところ、ぜひ見せていただきたいと感じました。
宮内庁が24年余りかけて編さんした、昭和天皇の活動記録、昭和天皇実録がきょう、公開されました。
戦前から戦後の激動の時代を歩んだ昭和天皇の生涯が詳細に記され、日本が戦争へと向かう中で、外交による解決を提案し、模索し、果たせなかった昭和天皇の姿が浮き彫りになりました。
きょうは待ちに待っていた運動会の日でございます。
三等賞のめたるを取った時は、大層うれしゅうございました。
昭和天皇が小学4年生のときに、運動会の様子を書いた作文です。
今回、初めて公開されました。
昭和天皇実録には、子どものころのやんちゃな一面をうかがわせるエピソードも。
ものを壊すのが好きで、祖母からもらったゾウのおもちゃを壊して、側近に諭されたこともありました。
きょう公開された、昭和天皇実録は、新たに見つかった側近の日記など、膨大な資料に基づく初めての公式記録集です。
これからも、皆が幸せに暮らすように希望します。
宮内庁が、3000件余りの資料をもとに、24年5か月をかけて編さんしました。
1万2000ページ余りにおよび、戦前から戦後の激動の時代を歩んだ昭和天皇の生涯が、詳細に描かれています。
皇太子時代の大正10年、初めての外国訪問となったヨーロッパ歴訪についても、詳しく記述されています。
当時は第1次世界大戦が終わってまもない時期で、昭和天皇は、戦闘で徹底的に破壊された村など、戦場の跡を視察しました。
遺族と見られる女性が、遺骨を集める姿などを見た際に、次のような感想をもらしたと記録されています。
昭和史をテーマに、数多くの作品を手がけてきた作家の半藤一利さんは。
その後、戦争に向けて突き進むことになった日本。
昭和天皇は折に触れて、外交で解決するように働きかけを行ったことが記述されています。
昭和6年に起きた満州事変をきっかけに、日本は国際連盟から脱退し、国際的に孤立する道をたどっていきました。
満州事変後、昭和天皇は、当時の若槻首相に対して。
このように諭して、陸軍大臣にも伝えるよう命令しました。
その後も、戦争よりも外交を優先するよう発言を続けたことが記されています。
軍部が中国への進出を強め、緊張が高まる中、昭和12年1月、陸軍大将の宇垣一成に、組閣を命じた際の記述では。
そして、太平洋戦争の開戦の方針が事実上決まった昭和16年9月6日の御前会議。
昭和天皇は、明治天皇が平和を祈って詠んだ和歌を読み上げ、みずからの気持ちを伝えようとしました。
しかし、政府や軍部の判断は変わらず、昭和天皇も出席した12月1日の御前会議で、開戦が最終的に決まりました。
近現代史が専門の京都大学の伊藤之雄教授は、戦争を避けようとして果たせなかった昭和天皇の苦悩がよく表れていると話します。
激動の時代を歩んだ昭和天皇。
波乱に満ちた87年の生涯を記録した昭和天皇実録は、来年の春から5年をかけて、順次、書籍として出版される予定です。
夏の大雨災害が生々しい傷を残す中ではありますが、皆さん、天井川という川があることをご存じでしょうか。
これ、固有名詞ではありません。
この天井川、防災上、特に注意が必要な川の種類です。
こちら、小高い丘のように見えますが、実はその上には、川が流れています。
こうした周囲の土地よりも高い位置にある川を、天井川といいます。
この天井川が大雨などで決壊すると、このように、高い位置にある川の水が強い勢いで流れ出し、住宅を破壊するなど、大きな被害を出すおそれがあります。
NHKの調査によりますと、全国にある天井川は240。
対策が迫られています。
おととし8月、京都府南部を襲った豪雨災害。
茶色い水が住宅地の中に流れ込んでいます。
宇治川の支流の弥陀次郎川が決壊し、水があふれ出したのです。
決壊した場所の映像です。
高い所から、濁流が一気に流れ落ちています。
この川、実は、川底が周囲の住宅地より、2メートル余り高い場所にある天井川でした。
高い川から勢いよく流れ出した水は、大きな力で周囲の家屋を破壊。
およそ80棟が全半壊する被害が出ました。
天井川が決壊したときの水の威力はどれほどなのか。
京都大学の研究施設で再現しました。
あー、だめだ。
体が持っていかれます。
前に進もうと思うんですが、体がついていきません。
水の深さは40センチほどでしたが、手すりがないと、足をすくわれるところでした。
いったん決壊すると、大きな被害が出るおそれがある天井川。
わたくしの後ろに見えます、あちらのトンネル。
実はあの上にも川が流れているんです。
鉄道の上を流れるのは、京都府木津川市の不動川。
コンクリートの水路が道路をまたぐのは馬坂川。
どちらも一級河川です。
なぜ、このような高い場所に川が出来るのでしょうか。
山から木を伐採すると、地肌がむき出しになります。
そこに大雨が降って、土砂崩れが起きると、土砂が川に流れ込みます。
川底が高くなると、洪水を防ぐために、堤防がかさ上げされます。
こうしたことが繰り返され、川底が周囲の土地より高い天井川となるのです。
NHKが全国の都道府県などを対象に行ったアンケート調査によると、全国にある天井川は240。
その半数以上が、関西に集中しています。
歴史的な背景があるといいます。
当時は、足利尊氏が室町幕府を開き、政治の中心が再び京都に戻った時代です。
それに伴って関西地方では、山林の開発が盛んになり、長い時間をかけて、川の底が上がっていったのです。
その関西では、対策が続いています。
23の天井川を抱える京都府では、以前から川底を下げる工事などを行ってきました。
しかし、住宅地が入り組んでいたり、鉄道が通っていたりと、構造上の問題が多く、容易ではないといいます。
こうした中、京都府では2年前の災害を踏まえ、府内の天井川すべてに、監視カメラや水位計を設置。
インターネットを通じて、誰でもリアルタイムに天井川の状況を確認できるようにしています。
住民がみずから活動する地域もあります。
京都府南部の青谷川では、定期的に清掃を行っています。
ごみや植物が詰まって、水の流れが悪くなると、決壊のおそれが高まるからです。
たびたび災害をもたらしてきた天井川。
身近な脅威との向き合い方が問われています。
VTRでご紹介した、弥陀次郎川では、川底を下げる工事は20年以上前から行われていて、来年度末にようやく終了する見込みだということです。
しかし多くの天井川では、抜本的な改修工事があまり進んでいないのが実情です。
命を守るためには、近くに天井川があるのかどうか調べたうえで、避難の手順を確認しておくことが大切です。
さて、今週お伝えしている第2次安倍改造内閣の閣僚へのインタビューです。
きょうは総務大臣の高市早苗さんです。
失礼いたします。
こんにちは。
よろしくお願いします。
どうも、ようこそ。
2度目の入閣となった高市総務大臣。
初入閣は、沖縄・北方担当大臣と少子化担当大臣に起用された、第1次安倍内閣でした。
安倍総理大臣と初当選が同期で、歴史や伝統を重んじる政治信条も近いとされています。
人口減少や高齢化、そして地方都市の衰退。
こうした課題の克服を目指し、安倍総理大臣は、地方の創生を、改造内閣の最大のテーマの一つと位置づけています。
きょう、安倍総理大臣は総理大臣官邸で、作業服姿の女性4人と面会しました。
トラックの運転手や、建設業に関わる仕事をしている女性たちです。
成長戦略の中核に、女性の活躍を据える安倍総理大臣。
今回の内閣改造でも、これまでで最多に並ぶ5人の女性を閣僚に起用しました。
あすで発生から3週間。
きょう、1人が遺体で見つかりました。
先月20日に起きた広島市の土砂災害。
きょう、安佐南区八木地区で、1人が遺体で見つかり、死者は73人になりました。
警察は、見つかったのは行方が分からない2人のうちの1人と見て、確認を進めています。
災害の発生からあすで3週間。
あすは海上保安庁も加わって、範囲を広げて捜索を行う予定で、不明者の発見に全力を挙げることにしています。
気象情報、井田さんです。
こんばんは。
きょうは西日本から東日本にかけて、安定した青空が広がりました。
きょうの最高気温は29度7分と、この時期らしい陽気となった松山市。
市内の公園にあるイチョウの木を見上げると。
ギンナンです。
秋晴れの澄んだ空に、よく映えてますね。
一日の気温の差が10度以上となり、色づきを増したギンナン。
秋は段々と深まっていきます。
日中も心地よい風が吹くようになりました。
そうですね。
きょうは広い範囲で安定して晴れましたけれども、北海道では猛烈な雨の降った所、あったんですね。
この時間も、北海道には大雨警報の出ている所があります。
そしてあすは北日本から西日本、広い範囲で不安定となってきそうですね。
では天気図を見ていきましょう。
台風14号は北東の海上へと離れていく見通しです。
一方で日本海側には低気圧が進むでしょう。
詳しく見ていきます。
この低気圧の上空には、きょうよりも強い寒気が流れ込んできますので、不安定となってきます。
北海道から西日本にかけて、局地的には激しい雨が降りそうです。
落雷、それから竜巻などの突風にも注意をしてください。
では天気の変化を見ていきます。
朝の6時から9時です。
広い範囲で晴れそうです。
北海道では局地的に雨が降るでしょう。
そして午後になりますと、北日本、そして西日本で雨の降る所がありそうです。
そして夜は、北日本から西日本にかけて、雨の降る所がありそうです。
局地的には激しく降りそうです。
あす、晴れている所でも、天気の変化に注意が必要ですね。
マークにない所でも、雨の降るおそれがあります。
あすは北日本から西日本、広い範囲で大気の状態が不安定ですね。
きょうは北海道を中心に不安定となっていますが、これは強い寒気によるものです。
あすになりますと、この寒気が東日本、西日本にまで流れ込んできそうなんですね。
さらにもう一つ強い寒気が北海道付近には流れ込んできそうです。
急な激しい雨による浸水や川の増水、そして土砂災害に注意してください。
落雷やひょうなどにも注意が必要ですね。
もしくは竜巻など、突風にも注意をしてください。
気象情報でした。
スポーツ、廣瀬さんです。
こんばんは。
番組冒頭でもお伝えしました、テニスの錦織圭選手、このあと午後10時から、放送時間を延長して、生中継でお話を伺います。
サッカー女子の日本代表、なでしこジャパン。
韓国で行われるアジア大会の連覇に向け、きょうから山形県で合宿に入りました。
佐々木監督は山形出身です。
アジア大会連覇を目指すなでしこジャパン。
今回は新戦力が3人加わりました。
唯一の大学生が、ディフェンダーの羽座選手。
主力の川澄選手に競り合いで勝つなど、調子のよさをアピールしていました。
なでしこジャパンのアジア大会の初戦は15日、中国戦です。
大リーグ。
青木宣親選手がいるロイヤルズは、プレーオフ進出に向けて、現在、地区の首位。
2位タイガースとの直接対決です。
青木は大リーグ3年目で、初の地区優勝を目指す戦い。
タイガースのエース、バーランダーから2点を追う3回でした。
狙っていたカーブを捉え、同点タイムリー。
勝負強さを発揮します。
ところがその裏。
タイガースの強力打線にピッチャーがつかまり、6失点。
青木の同点打も実らず、プレーオフ進出に向けた厳しい争いが続きます。
プロ野球はパ・リーグから。
首位ソフトバンクは、今月まだ1敗で、2位に4ゲームの差をつけました。
きょうからは、大きく勝ち越している日本ハムとの3連戦で、首位固めを狙います。
ソフトバンクは3回、ランナー1塁で内川。
バットの先だったと言いながら、東京ドームのスタンドまで運びました。
2ランホームランで2点を先制します。
先発は10勝でチームトップのスタンリッジ。
1点リードの6回、1アウト2塁で中島。
前進守備の外野の間を破られ、追いつかれます。
ピンチが続いて、ヨウ。
スライダーを捉えられ、2ランホームラン。
ソフトバンクはスタンリッジがふんばれず、得意の相手に中盤で逆転されました。
連敗を避けたいオリックスは、1回、1アウト2塁で3番糸井。
はずんだボールがスタンドに入り、先制タイムリー2ベース。
この回、3点を挙げリードします。
4回、オリックスにアクシデントが起きます。
先制タイムリーの糸井が左ひざを痛めました。
交代を余儀なくされます。
オリックスは5回、1点差とされて、先発の松葉が、なおランナー3塁のピンチ。
ワイルドピッチで同点に追いつかれます。
6回には2人目のマエストリが、満塁と攻められます。
打ち取った当たりでしたが、タイムリー内野安打。
楽天に勝ち越されました。
試合は9回表、オリックスが、川端の犠牲フライで同点に追いつき、7対7となっています。
ロッテはここ3試合、得点がありません。
きょうは西武の牧田が相手。
テンポのよいピッチングに、5回までヒット2本に抑えられ、ゼロが続きます。
6回、ようやくヒット3本で満塁とし、今江。
フルカウントからの7球目。
押し出しのフォアボールで、30イニングぶりに得点します。
1対0で9回。
抑えのにしのは1アウト2塁で、バッターは代打、森。
初球を打たれ、2ランホームラン。
ロッテ、勝利目前で逆転されました。
このあとロッテが、今江のホームランで追いつき、試合は延長に入っています。
現在、11回表に入り、2対2。
同点です。
セ・リーグ。
首位巨人と3位阪神は、きょうから今シーズン最後の直接対決です。
4.5ゲーム差で追う阪神は、今シーズン巨人に負けなしのメッセンジャー投手が先発しました。
阪神のメッセンジャーは、11勝のうち4勝を巨人から挙げています。
1回1アウト2塁で、巨人の3番坂本。
初球のカーブでした。
14号2ランを浴び、阪神、いきなり先制されます。
さらに4回にも、ノーアウト満塁のピンチ。
村田に速球をはじき返され、タイムリーヒット。
続くロペスにも。
粘らなければいけなかったのに申し訳ないと、メッセンジャー。
今シーズン最短の4回途中でマウンドを降りました。
援護したい打線も、今月は6試合中2試合が完封負けと、元気がありません。
きょうも杉内の攻略にてこずりました。
阪神は4連敗。
巨人の背中が、また少し遠くなりました。
巨人を追う2位広島。
エース、前田は、内容はどうであれ、勝つために投げると、マウンドへ。
前田は序盤からランナーを背負うピッチングでしたが、ことばどおりに8回を無失点に抑えます。
広島は1点リードの9回、抑えのミコライオを投入。
しかし1塁2塁から中日の藤井にタイムリーヒットを打たれ同点。
必死にリードを守った前田の勝ち星も消えてしまいます。
試合は延長に入り10回。
広島は満塁として、2番きくち。
広島の勝利への執念が勝りました。
サヨナラ勝ちで、9連戦の初戦を取りました。
DeNAは1回、先頭の梶谷。
きょうは早出でバッティング練習を行い、練習どおりに打てたと、先頭打者ホームラン。
6試合ぶりに先制します。
先発は34歳の久保。
コースをつく丁寧なピッチングがさえました。
同じバッターに対しても、投げるタイミングを変えて、ヤクルト打線を翻弄しました。
久保は4シーズンぶりの完封で、リーグトップの12勝目をマークしました。
あすの予告先発です。
阪神が岩田投手、巨人は菅野投手、8月1日以来の復帰登板となります。
そしてパ・リーグは、首位ソフトバンクを追うオリックス、金子投手。
エースの登板です。
サッカー日本代表です。
アギーレ監督の就任後、2試合目の強化試合、相手はベネズエラです。
選手の観察を進めたいと、アギーレ監督。
代表デビューとなる柴崎など、ウルグアイ戦から先発5人を入れ替えました。
前の試合、ミスから2失点した日本。
今夜も守りの連係がかみ合わず、再三のピンチを招きます。
初出場の柴崎。
攻撃の起点の動きを見せます。
細かくつないで最後は柿谷。
前半は両チーム無得点のまま折り返します。
後半、日本は前の試合で、代表デビューの武藤を投入。
6分、持ち味のドリブルで切り込みます。
武藤が新生日本代表の初ゴール。
先制します。
このあと追いつかれますが21分、岡崎から、今度は柴崎が決めました。
若い2人のゴールで、リードします。
ところがその5分後。
川島がまさかのプレー。
アギーレ監督の下での初勝利はなりませんでした。
続いては、この方にたっぷりと伺います。
錦織圭、日本人として初めて、グランドスラムシングルスの決勝に進んできました。
ランキング上位の選手を次々と破り、たどりついた決勝の舞台。
敗れはしましたが、日本人初の四大大会シングルス準優勝です。
さあ、いよいよ午前9時を回ったニューヨークには、錦織圭選手にお越しいただきました。
錦織さん、東京のスタジオから廣瀬です。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
錦織さん、おめでとうございます。
おめでとうございます。
少しは寝られましたか?
ありがとうございます。
いや、きょうはなかなか寝れなかったですね。
朝も早く起きてしまったので、まだこう、いろんな感情はありますね。
大越です。
どんなことを考え、寝られないとき考えてたんですか?
やっぱり一番は悔しさがどうしても頭に残ってしまってるので、やっぱり決勝という大舞台で、なかなか自分のいいテニスができなかったのが、一番悔しかったですね。
初めての決勝進出。
前日から気持ちが高まるのを少し抑えられなかったというふうに表現してましたけれども、それまでの、準決勝までの戦いとは、何が大きく違いましたか?
やっぱり準決勝と、準決勝も緊張はしましたけど、決勝とでは、全く違うぐらい、前日から気持ちの高鳴りもあって、いろんな感情も頭に入ってきたので、なんとか試合に集中しようと前日から考えてやってきましたけど、なかなか試合の中でも、試合にがっつり入り込むことができてなかったのかなというのを、今は感じるので、その中でも、なんとか勝ってきたのが、何試合か、ワウリンカだったり、ラオニッチの試合は、最初が悪い中でも後半、調子を上げて勝ってきてたので、それが全く、どうにもできなかったですね、決勝では。
錦織さん、その試合の心の持ちようなんですけれども、決勝の相手がむしろ5勝2敗と、これまで勝ち越していた相手ということでですね、かえって気持ちを集中させる、相手にぶつかっていく気持ちっていうものを持つことが、難しかったというようなことは、やっぱりあったんでしょうか?
それもあると思います。
たぶんフェデラーのほうが、挑戦者の気持ちで思い切りいけたと思うんですけど、勝ち越してる選手ですし、ことし2回勝ってる相手だったので、それでも、彼のプレーは全然、前とは比べ物にならないぐらい強かったし、違う相手でしたけど、それもあると思います。
気持ちをそれだけ揺るがせたこの四大大会の決勝の舞台というのは、どういうふうに改めて受け止めましたか?
やっぱり、夢に思ってた、このグランドスラムの決勝まで来れて、なかなか想像も、準決勝、決勝っていうのは、昔からも想像はなかなかできなかったので、体力面の不安だったり、どこまでプレーをすれば6回、7回勝って、決勝までいけるんだろうっていう、そのぐらい夢に思ってた舞台でしたので、もちろんそこまでいけたっていうことは、絶対に評価できることだと思いますし、ポジティブな面もたくさんあると思うので、たくさんこうやって今週、この2週間、経験できたことはすごい大きいかなと思います。
まさにね、そのことについて、ここからは伺っていきたいですね。
錦織さん、本当すばらしい活躍で、日本中、もう沸きに沸いてましたよね。
本当に。
届いてましたか?その日本が沸いている様子は。
いや、まあ、なんとなく、なるべくあんまり頭に入れないように、自分も舞い上がっちゃいそうなんで、なるべく集中して、この期間中はやろうとは思ってたので、そんなにニュースを見たりっていうのはなかったですけども。
でも、たくさん応援もしていただいて、すごい励みにはなってます。
錦織さんは、この大会前、実は足の指を手術をされて、むしろ体調は十分といえない中で、大会に入っていったんですが、それがとんとんと勢いを得ていくというのは、どういう理由だったと思いますか?
僕も全く分かんないですね。
本当に何も、期待はしてなかったので、正直、たぶんチームのみんなもそうだし、僕自身も本当にポイント練習を始めたのがやっと2、3日前だったので、大会の。
足の不安もそうだし、テニスがこんなにいいプレーが出てくるとは思ってもなかったので、1、2回戦で調子を上げれたっていうのが、一番のきっかけだったと思います。
去年のオフにインタビューでお話を伺ったときに、トップ10の選手たちと、タフなゲームを戦い抜いて勝つことが、今の課題なんだというふうにおっしゃっていて、4回戦以降は、まさにそのとおりの展開となりましたけれども、どんな手応えをつかみましたか?
そうですね、それが一番の今回の…。
最近は、慣れてきましたね。
昔はやっぱりトップの選手に勝つと少し驚いたりはしてましたけど、今は自分にプレッシャーも与えながら、勝たないといけない相手なんだっていう思い込ませるように、最近はやってるので、コーチのおかげもあり、たくさんメンタル面でも強くしてもらってると思うので、自分に言い聞かせる意味でも、勝てない相手はもういないっていうのを、チームのみんなと頭に入れてやろうというふうにやってます。
そのことばもね、本当に印象的でしたけれども、今大会、特に強さを感じたなという場面が、先ほどノバクということば出ましたけれども、世界ランキング1位、ジョコビッチ選手との準決勝、第3セットの第3ゲーム。
追い込まれた場面で、スコアが30・40からだったんですけれども、バックハンドのストレート、つよいストローク、強打で厳しいコースに攻めていったんですね。
ここはどんな狙いがありました?
すごい覚えてます。
覚えてますか?
結構、頭に残ってますね、あのポイントは、頑張って結構打っていったので、それがしっかりいいコースに決まって、なかなかこう、バックのクロスの打ち合いで、特に彼は結構鋭いボールをクロスに打ってくるので、それをあそこからダウンザラインに決めれたのは、結構鮮明に覚えてます。
やっぱりそれは、世界のトップを相手にして、絶対に攻めるぞっていう自分の気持ちが表れたショットだったっていうことですか?
そうですね。
特に3、4セット目は、攻めないと、体力的にもきつかったし、彼のいいプレーが、2セット目に出てきて、6ー1で嫌な流れになってたので、どうにかリズムを変えて、自分から攻めて、変えていかないといけないと思ってたので、あのゲームで本当に10回ぐらい、デュースが続いて、それを取れてから、どんどん変わってきました。
まさにそのあと、7回のデュース、本当にお互い譲らない、粘り合いの攻防が、まさにランキング1位のジョコビッチ選手と続いていくわけですけれども、あのあと一歩だったり、あの手のひと伸びだったりっていうのは、どんな気持ちから出てきたものなんですか?
もう最高に苦しかったですけど。
本当に1ポイントずつ、とりあえずファイトすることしか考えてやってなかったので、やっぱり先のことを考えてしまうと、あと2セットあるって、たぶん、頭に考えてしまうと、体力的に全くもたなかったと思うので、もうとりあえずは本当に、次のサーブだったり、リターンだったり、一つ一つ次のことだけを考えてやってました。
錦織さん、技術的なことで、私、テニスはあまりよく知らないですが、神和住純さんに話を聞くと、やっぱり錦織さん、次の相手の次のプレーを読む力、能力っていうのが今大会、特にさえていたということをことをおっしゃっていたんですよね。
例えば相手のサーブ、そして次、どういう攻め方をしてくれたというのは訓練によって体感していく、直感的に分かっていくものなんでしょうか?
そうですね、頭がさえてるときは、試合にしっかり集中して入り込めているときは、なんとなくサーブの来る場所が分かったり、自分の打ったショットに対して、こっち来るんだろうなと、打ちながらも、考えたりしてプレーしてるので、なかなか試合中なんで、無の状態でほとんど戦ってるので、感覚だとしか言いようがないんですけど、なるべく、そういう気持ちは頭に入れながら、試合はしてると思います。
シーズンごとに新たな強さを増してきた印象が、もう本当に強くあるんですけれども、この全米オープンで、プレーヤー錦織圭に加わったものって、どういうことだというふうに今感じてますか?
ストロークでやっぱり彼らに負けない強さはあるっていうのを、またさらに実感しましたし、自分から攻めるプレーがしっかりできれば、勝てるっていうのも、自信を得たと思うので、この2週間、特に体力でも問題がなく、5セットを2試合やって、戦ってるっていうのも、さらに自分の自信になると思うので、これからまたしっかり練習やトレーニングをしっかりやって、次のまた大会にも、頑張りたいと思います。
錦織圭っていう名前が、今度の準優勝で、世界中に認知されて、相手はまさに本当、研究をしてきますよね、必ず。
ハードルがどんどん高くなるようなこともあるんじゃないかと思うんですが?
そうですね。
選手の見方ももちろん、変わってくると思いますし、より自分自身も、相手の対策を考えたりしないといけないと思うので、これから大変になってくるとは思いますけど、自分のプレーができれば、いいテニスができてれば、絶対に結果は出てくると思うので、なるべく自分のできることを、最善を尽くしてやりたいと思います。
終わったばかりで大変恐縮なんですけれども、次へと私たちの期待もさらに高まっておりまして、このあとの主な予定なんですけれども、今月下旬にはジャパンオープンが始まります。
錦織選手、日本に帰ってきてくれるんですよね?
そうですね。
その前にクアラルンプールがあって、楽天オープンがあるので、やっぱり日本でプレーすることは一番の楽しみでもあるし、年に1回しか大会がないので、楽しんで、また優勝できるように頑張りたいですね。
そのあとワールドツアーファイナルズ、主な大会でいいますと、来年1月からまた四大大会、全豪オープンから始まっていくわけですけれども、次の照準というのは、どういうところに絞って、また目指していきますか?
まだマスターズがことし、上海とパリと2個ありますし、初めて最後のマスターズファイナルに出れる可能性も十分残ってると思うので、そこがひとまず、ことしの最後の目標になるかなと思います。
錦織さん、最後に一つですね、マイケル・チャンさんがコーチについたでしょ?やっぱり存在、大きかったですか?
そうですね、すごく大きいと思います。
彼とも半年以上続けてやってますけど、彼の情熱だったり、教えてもらうたくさんのことが、自分のテニスがよくなってるのを、しっかりと感じるので、もちろんメンタル面でも、彼の経験談だったり、本当に得るものが大きいので、彼とダンテのおかげで、結果が出てるのは確かだと思います。
2014/09/09(火) 21:00〜22:15
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽錦織圭に生インタビュー▽天井川の恐るべき実態・対策は?[二][字]

▽生インタビューで登場・錦織圭が語る全米テニスの軌跡▽電気自動車メーカーテスラのCEOに聞く・豊かなアイデアを生み出す原動力とは▽「天井川」その恐怖の実態と対策

詳細情報
番組内容
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0+1/0モード(デュアルモノ)
日本語
英語
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:23237(0x5AC5)