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国際
シリアでの空爆承認へ オバマ大統領方針と米紙 「イスラム国」弱体化狙う
2014.9.10 18:13
米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は9日、政府高官の話として、オバマ大統領が過激派「イスラム国」に対するシリアでの空爆を承認する方針を固めたと報じた。オバマ氏は10日夜(日本時間11日午前)にホワイトハウスから国民向けにテレビ演説し、イスラム国に対抗する包括戦略を公表する予定で、この中で言及する可能性もある。
これまでシリア内戦介入に消極姿勢を示してきたオバマ政権が空爆に踏み切れば、外交・安保政策の大きな転換点となる。イスラム国による米国人ジャーナリスト2人の惨殺後、米世論はシリア空爆容認に傾いており、中間選挙を11月に控えたオバマ政権がこれを意識した可能性もある。
米国はイラク政府の承認を受け、8月からイラク領内での空爆を実施しているが、イスラム国を弱体化させるにはシリア領内の拠点を攻撃する必要があると判断したとみられる。ただ複雑な内戦が続くシリア領内への空爆拡大となればこれまでと状況は異なる。(共同)
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