テニスの全米オープン男子シングルス決勝で敗れ、記者会見で悔しそうな表情の錦織圭=ニューヨーク(共同)【拡大】
全米オープン最終日(8日、ニューヨーク)錦織は悔しさをにじませながら、快挙に手応えも得たようだった。
――敗因は。
「チリッチは何回も勝っている相手。勝てるというのが見えたのも、集中できなかった理由の一つ。ここまで硬くなったのは久しぶり。試合に入り込めなかった。(四大大会で勝つ)チャンスだったので、逃したのは悔しい」
――プレー内容は。
「(体が)なかなか速い動きについてこなかった。最後まで感覚がつかめないまま終わってしまった。ずっと迷走している感じ」
――世界のトップに近づいた大会だった。
「一番自信になるのはワウリンカやジョコビッチに競り勝つことができたこと。強い相手にしっかり勝ちきることができた。攻撃的な、理想とするプレーになってきている」
――体力面が向上した。
「準決勝や決勝は夢の世界だった。自分がどれだけ(体を)つくれば(準決勝や決勝に)行けるのかと思っていたところに(体力面で)到達した」
――今後の目標は。
「簡単には言えないけど、また決勝に戻ってきたい。やはりグランドスラムで活躍することが目標。また優勝を目指してやりたい」
(共同)