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【昭和天皇実録公表】「退位により戦争責任者の聯合国への引渡しを取り止めることができるや否や」 主要記述抜粋(終戦~崩御)
2014.9.9 12:10
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退位論
同年8月29日 午後、内大臣木戸幸一をお召しになり、(中略)自らの退位により、戦争責任者の聯合国への引渡しを取り止めることができるや否やにつき御下問になる。
昭和21年3月6日 御文庫に木下(道雄侍従次長)をお召しになり、(中略)天皇は自らの御退位につき、新聞報道に関連して現状ではその御意志のない旨をお伝えになる。
新日本建設に関する詔書の発布〈いわゆる「人間宣言」〉
同年1月1日 新年に当たり、詔書を発せられる。(中略)本詔書は、天皇の国民と共に平和日本の再建を希求された叡慮(えいりょ)をお示しになったものであるが、同時に天皇を現人神とすることを排した一文から、後年、天皇の人間宣言と通称される。
戦後巡幸
同年2月19日 火曜日 全国の戦災復興状況その他一般民情御視察の思召しにより、その最初として神奈川県下に行幸される。この日の行幸は、以降昭和29年の北海道行幸まで行われた地方巡幸の嚆矢(こうし)となる。(中略)宮内省では従来の慣例に固執することなく、(中略)一般民衆に対しては民業に支障を来さざるよう特別の制限を行わず、交通上も整理程度に留め、可能な限り間近く奉拝の機会を設け、天皇と民衆の接する機会を多からしむるように図り、御服も御平服をお召し頂くこととした。
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