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事件
ドコモから個人情報1千人分が流出 社内関係者が関与か
2014.9.9 18:51
NTTドコモは9日、法人顧客1社、1053人分の社員の住所が含まれる個人情報が流出した疑いがあると発表した。情報は外部からアクセスできないようになっており、不正に持ち出された恐れもあるとして同社は警視庁に被害を相談。威力業務妨害や不正競争防止法違反容疑で被害届を提出する準備を進めているという。
同社によると、情報は付属品の送付や故障対応のため、サーバーから一時的に抽出され、社内の共有ファイルに保管されていた。高度なアクセス制限はなく、299人の社員が触れることが可能で、契約情報や利用履歴を管理するシステムとは別系統だった。
ファイルには、72社13万件の法人名、社員名や所属、業務用携帯電話番号といった情報が保管されていたが、この1社だけは、社員個人の住所も併せて記されていたという。
昨年10月、社員宅に個人情報の確認を求める不審な封書が届き、情報流出が発覚。郵便は計23通に上った。差出人はNTTドコモで、回答や問い合わせ先も実際の社内のサポートセンターになっており、金銭被害などはなかった。同社は「(実害が生まれないように仕組まれた封書の)意図は不明だ」としている。
同社は、ファイル内にあった他の71社の情報流出は確認されていないとし、すでにアクセス制限を加えるなどの再発防止策を取ったという。
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