2014年8月27日19時08分
農林水産省は27日、15日時点でのコメの作柄の状況を発表した。全国的に「良」ないし「平年並み」で、3年連続の豊作になる見通しだ。田植え以降7月にかけては天候にめぐまれたため。
一方、消費の伸び悩みもあり、在庫は膨らんでいる。すでに出回っている九州産などの新米価格は昨年より低い。今後さらに下がる可能性もある。消費者にはうれしいが、コメ農家には厳しい年になりそうだ。
産地は、作付面積の7割を占めるコメどころ(東日本中心)と、その他地域(西日本中心)に分けられる。コメどころ19道県のうち、北海道が「良」、10県が「やや良」、8県が「平年並み」だった。その他の地域も「平年並み」より下位は「やや不良」の宮崎県のみだった。
8月は大雨が続いたが、全国的にはコメへの影響は小さいという。
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