東京訪れず 千葉の男性がデング熱感染9月9日 14時58分
東京の代々木公園周辺でデング熱の感染が相次ぐなか、新たに、東京と千葉などの合わせて5人の感染が確認され、今回、感染が確認されたのは15の都道府県で合わせて86人となりました。
このうち、千葉で感染が確認された60代の男性は最近、東京を訪れたことがないということで、厚生労働省などが感染の経路を調べています。
デング熱は蚊が媒介する感染症で、先月70年ぶりに国内での感染が確認されて以降、東京・渋谷の代々木公園やその周辺などを訪れた人の感染が全国で相次いでいます。
厚生労働省によりますと、9日新たに東京と千葉などの合わせて5人の感染が確認されました。
いずれも重症ではなく、容体は落ち着いているということです。
このうち、千葉で感染が確認された60代の男性は、社会福祉施設で暮らしていて、最近、代々木公園を含む東京を訪れたことはなく海外への渡航歴もないということです。
代々木公園を訪れたことがない患者の確認はこれで3例目です。
厚生労働省などは男性のウイルスを解析するなどして感染の経路を調べています。
今回のデング熱で感染が確認された人は15の都道府県で合わせて86人となりました。
厚生労働省と東京都などは都内の公園で蚊を採集して検査を行っていますが、これまでに渋谷区の宮下公園など3つの公園の蚊からはデング熱のウイルスは検出されなかったということです。
厚生労働省は「蚊を媒介して感染が広がっている。
重症化している患者はいないが発熱などの症状が出た場合には速やかに医療機関を受診してほしい」と話しています。
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