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国際
【本紙ソウル支局長聴取】国境なき記者団の不起訴要請声明・全文訳 「大統領の行動ただすのは正常」「行動の制限解くよう求める」
2014.9.8 23:21
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非政府組織(NGO)、「国境なき記者団」のアジア担当デスク、ベンジャミン・イシュマルは「メディアが大統領を含む政治家の行動をただすのは、まったく正常なことだ」と指摘する。
「国家的な悲劇のさなかにおける大統領のスケジュールの曖昧さは明らかに公共の利益にかかわる問題だ。さらに、加藤氏の記事は、すでにネット上にあり、告発の対象にもなっていない情報に基づいている。われわれは、当局に対し、加藤氏への告発を取り下げさせ、行動の制限を解くよう求める」
記事がネットに掲載された数日後、在日韓国大使館の代表2人が産経新聞社本社に赴き、その削除を求めた。
加藤氏は8月8日、捜査の対象になっていることを告げられ、その後数日間、計16時間にわたり尋問された。産経新聞は、韓国に対し批判的なことで知られ、韓国国民の間では不人気だ。
国境なき記者団による報道の自由度に関するランキングにおいて、韓国は2014年、対象の180カ国中57位となっている。
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国境なき記者団は、言論の自由、報道の自由を擁護するため、1985年にパリで設立されたジャーナリストによる国際的な非政府組織。広範なネットワークを持ち、メディアへの規制などに対する監視や警告を行う。
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