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証拠品約2200点を地検に送らず…愛知県警

読売新聞 9月9日(火)13時51分配信

 愛知県警は9日、県警津島署で取り扱い、公訴時効が成立した事件約310件で、時効成立前に名古屋地検に送るべき証拠品約2200点を同地検に送らず、このうち約510点は紛失または廃棄していたと発表した。

 県警は当時の同署刑事課長らを本部長注意などとしたが、証拠品を管理していた元警部補の男性(63)は2012年3月末で定年退職しており、処分対象にならない。

 県警の発表によると、元警部補は同署刑事課係長だった05年11月頃〜12年3月頃、窃盗や通貨偽造、強制わいせつなど、告訴事件7件を含む313件で、捜査書類や押収した証拠品計2271点を地検に送らなかった。同県警の内規では公訴時効が成立するおそれのある事件については、時効成立の半年前までに証拠品などを検察庁に送らなければならないと定めている。

 元警部補は県警に対し、「探しても見つからない証拠があり、手続きが追いつかなかった」と話しているという。県警刑事総務課の守部泰裕次長は「職員への指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。

最終更新:9月9日(火)13時59分

読売新聞

 

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