特別な会場、高まるiPhone6への期待
東洋経済オンライン 9月9日(火)9時15分配信
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1984年にMachintoshを発表した会場も、地元のFrint Centerだった(写真:アフロ) |
9月9日午前10時(現地時間、日本では9月10日午前2時)、米カリフォルニア・クパチーノにあるDe Anza大学Frint Center for Performing Arts(以下、フリントセンター)で、アップルは「なにか」の発表を行う。下馬評では、新iPhoneに加えて「iWatch」の名称で噂されるウェアラブルデバイスを発表するのではないか、と言われている。もちろん現状では、その詳細は不明だ。アップルは発表会の招待状で「もっとお話しできればいいのですが……」(Wish we could say more.)と語るのみだ。
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■ 節目の発表を予感させる会場
会場となるフリントセンターは、アップルにとって因縁深い場所である。1984年に初代Machintoshを発表し、1998年に初代iMacを発表した場所でもあるからだ。同社1999年に2世代目iMacの発表に利用して以降、フリントセンターをお披露目の場として使っていない。およそ15年ぶりということになる。
この会場は、アップルが使用することが多いサンフランシスコ市内のYerba Buena Center for the Arts Theaterと比較すると、多くの聴衆を収容できる。以下は1984年の発表会の様子。300万回以上再生されている動画だ。4分30秒からの映像をみると、その会場の広さがわかるだろう。
言うまでもないが、1984年に発表した初代Macはアップルにとって転機となった商品であり、初代iMacは第二期スティーブ・ジョブズ体制のスタートを意味する、象徴的な製品だった。
もちろん、ティム・クックCEOにとっては、この会場を使用するのは、はじめてだ。すでに神話にもなっているような会場をあえてお披露目の場に選ぶということは、今回明らかにする製品に、アップルが並々ならぬ意気込みで臨んでいることを示している。
■ ファッション系メディアも
現地は警備がかなり厳戒になっており、公式な形での前日取材・撮影などが禁じられている。フリントセンターはかなり大きな会場だが、そこにさらに、今回の発表会専用の施設を急遽作っており、全世界から近年にない数のプレス関係者を招待している。その中には、経済系・IT系メディアだけでなく、ファッション系メディアの姿もある。
ということは、アップルが発表しようしている「なにか」は、ファッション性・デザイン性の面で打ち出したい部分のある製品だ……、ということが予想される。それがなにかは、まもなく判明する。
西田 宗千佳
最終更新:9月9日(火)9時15分
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