豪、TPPで一段の関税下げ要求 牛肉、日本受け入れもオーストラリアが環太平洋連携協定(TPP)交渉で日本に対し、7月に2国間で署名した経済連携協定(EPA)で削減を決めた牛肉関税を、一段と引き下げるよう求めていることが8日、分かった。牛肉輸出で競合関係にある米国の要求で日本が関税を大幅に削減した場合に対抗し、日本への輸出で競争力を保つのが狙い。 日本政府はオーストラリアとのEPAで牛肉の関税を現在の38・5%から冷凍品で19・5%にまで段階的に引き下げることを決めているが、TPP交渉全体を進めるため、さらなる削減も検討している。緊急輸入制限(セーフガード)で、国内畜産業への影響を抑えたい考えだ。 【共同通信】
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