デング熱 東京・外濠公園でも蚊を調査9月9日 12時21分
訪れた人のデング熱の感染が確認されている東京・千代田区の外濠公園では、9日、区の職員などが蚊を採集するなど蚊の生息状況を調査しました。
デング熱を巡っては、東京・渋谷の代々木公園やその周辺などを訪れた人の感染が全国で相次いでいるほか、代々木公園の周辺以外でも千代田区の外濠公園や新宿区の新宿中央公園などを訪れた人の感染が確認されています。
9日、外濠公園で蚊の生息状況を調べようと、千代田区や国立感染症研究所の職員およそ20人が園内の茂みなど20か所で網を使って蚊を採集しました。
また公園には、デング熱の感染の広がりを受けて蚊の採集を検討している近隣の区の保健所の職員など40人が見学に来ていて、真剣な表情で調査の様子を見ていました。
千代田区は採集した結果を基に9日午後、蚊が多い地点を中心に薬剤をまいて蚊を駆除することにしています。
千代田区生活衛生課の上村昌弘課長は「区民の皆さんの不安を大きくしないためにも、採集した結果をもとに駆除作業に力を入れたい」と話していました。
代々木公園も再調査
東京の代々木公園でデング熱のウイルスを持った蚊が見つかったことを受けて、東京都は先週、蚊の駆除を行いましたが、その効果を確認するため、9日、公園内に蚊を採集する装置をこれまでの2倍の20か所に設置しました。
東京都は、10日以降、ウイルスを持つ蚊がいないか検査することにしており、駆除の効果などが確認できるまでは一部を除いて公園の立ち入り禁止を継続することにしています。
東京都・環境保健衛生課の齊藤祐磁課長は、「開園するためには公園が安全でなければいけないので今後も監視を続けていきたい」と話していました。
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