9月9日は 救急の日
9月は「防災の日」や「救急の日」など、
身のまわりの安全をもう一度見直す機会が
あります。火事や地震が起きたときの避難
経路や、いざというときの非常持ち出し袋、
救急箱の中身などを確認しましょう。身近
な危険やそのときの対応についても、親子
で話し合ってはいかがですか?

【ケガの応急手当:RICE】
Rest ・・・・・・・「安静に」:ケガを悪化させないために
Ice  ・・・・・・・「冷やす」:その後の治りが違ってきます
Compression ・・「圧迫」:内出血などを抑えます
Elevation ・・・・「ケガを心臓より上に」:腫れを抑えます

*重いケガのときは、必ず医療機関を受診しましょう。

◆ 消毒薬のメリット
・ 傷口からの感染を防ぐ。
◆ 消毒薬のデメリット
・ 皮膚への刺激が強い。
・ かぶれやアレルギー反応を起こすことがある。
・ 傷を修復する細胞まで殺してします。

 たいていの傷は、水道水で洗い流すだけでじゅうぶんきれいになります。飲み水ですから、人体への刺激もありません。また、水道水には塩素が含まれているので、ある程度の除菌効果も期待できます。
 消毒薬に手を伸ばす前に、まず洗う。これが応急手当の基本です。

 ◎AEDの正式名称は、
「自動体外式除細動器」。心臓がけいれんして、血液を送り出せない状態(心室細動)になったとき、電気ショックを与えて、心臓の働きを元に戻すための医療器具です。心停止後3〜5分以内にAEDを使って除細動することで、命が助かる割合はずっと高くなります。
 AEDは医療器具ですが、一般の人が使うことが認められています。操作は簡単。電源を入れ、音声ガイドの指示に従って操作するだけです。救急車が到着するまでの間に必要な応急処置の手段として、公共施設などを中心に設置が進められています。



 朝夕はずいぶん過ごしやすくなってきましたが、夏の疲れが残っているこの時期は、日中との気温差で体調を崩しやすいものです。

★夏の終わりの体調チェック★

□ 朝の目覚めはいかがですか?
□ 食欲はありますか?
□ 元気がありますか?
□ おなかの調子はいかがですか?

お子さんの体調の変化に、いつも以上に目配りをお願いします。

【お薬について】
★ 保管場所は・・・?
薬を保管するときは「直射日光の当たらない、湿気の少ない場所」が原則です。
誤って飲まないように、
子どもの手の届かない所
におきましょう。

★ 使用期限は・・・?
薬にも使用期限はあります。一般に売られている薬には、箱に使用期限が書いてありますので確認してから使用しましょう。
医師にもらった薬には、使用期限が書いてありませんが、それは指示された期間内に使うことが前提となっています。
使い切れなかった
からといって、とっ
ておかないようにし
ましょう。
(看護師 阿部幸江)



つくってみませんか
【 炒りごぼう 】  *9/18(火)の給食のメニューです。
<材料> 4人分
・ごぼう・・・・・・・・1本
・にんじん・・・・・・1/2本
・いんげん・・・・・・10本
・豚こま切れ肉・・・100g
・油・・・・・・・・・・・・適量
・しょうゆ・・・・・・・大さじ2
・三温糖・・・・・・・大さじ1
・白ごま・・・・・・・・少々
<作り方>
@ごぼうは縦半分に切って皮をむく。ななめ薄切りにし、水につけてあくをぬいておく。
Aにんじんもごぼうの大きさにあわせて、短冊切りする。
Bいんげんは3cmぐらいの長さに切り、さっとゆでる。
C鍋に油を熱し、まず豚こま切れ肉を入れてよく炒める。
 肉の色が変わったら、そこに水気を切ったごぼうを入れて、さらに
 炒め煮する。
D八分通り煮えたら、にんじんを入れ、しょうゆと三温糖で調味する。
 煮詰まりすぎるようだったら、ここで湯を少し足す。
E最後にゆでたいんげんと白ごまをいろどりに加え、さっと火を通す。


【 ごぼうのはなし 】
  ごぼうは、土の中で育った根の部分を食べます。
香りがよく、体のなかでお腹の調子をよくする繊維も
たくさん含んでいます。給食でも『五目きんぴら』や
『炒りごぼう』、『金平おにぎり』などなど・・・いろいろ
なメニューに使われています。
 ごぼうのおいしさは、皮の近くにあるので、皮はで
きるだけうすくむくといいでしょう。
 これからの季節は、炊き込みご飯やみそ汁などに
どんどん入れてみましょう。

【栄養士から】

◎果物はおいしいけれど・・・

 夏のバイキング給食の果物は、旬の果物ということもあり、子ども達の大好きな『スイカ』と『メロン』になっています。この夏の暑いときには、水分の多い果物は食べやすいようで、あっという間に子ども達のお皿のうえは、スイカとメロンの皮の山になっていました。
 果物は、ビタミンCが多く含まれているので、美容のほか、免疫力を高めてくれる働きもあって風邪の予防などにも役立ちます。しかし、果糖も多く含まれているので、糖質過多になって肥満の原因になります。そして、水分も多くふくまれているので、果物だけでお腹がいっぱいになり、ご飯が食べられなくなってしまうということにもなりかねません。
 バイキング給食のときは、お皿のうえが皮の山になっていても、月に1回のお楽しみということで、ある程度は子ども達の食欲に任せていますが、果物もやはり摂りすぎはよくありません。
 これから、果物をはじめ、食べもののおいしい季節になります。バランスよく食べて、“食欲の秋"を楽しみましょう!!

9月17日は敬老の日です。
いまや日本は世界一の長寿国となっています。
平成18年度調べで100歳以上の老人は、全国で28,395人、
そのうち岩手県は269人います。
このような元気で長生きしている人の多くは、日本の伝統食
を食べています。
 それでは、長寿の食生活の秘密“日本の伝統食"とはどの
ようなものでしょうか?

【日本の伝統食@】
 魚をよく食べている
◎魚は良質なたんぱく質源!!
魚はカルシウムが豊富で、頭がよくなるといわれているDHAが多く含まれています。
海に囲まれた日本は魚介類の種類も豊富で新鮮です。
【日本の伝統食A】
 旬の野菜を食べている!
◎欠かさずとろう、
 新鮮な野菜・果物・海藻類!!
 食べものは、旬の時期のものが一番栄養があり、おいしいです。
【日本の伝統食B】
主食がはっきりしている!
◎主食はご飯がおすすめ!!
ご飯・パン・めんなどの主食はエネルギーの供給源ですが、 ご飯は腹持ちがよく、旬の野菜や海藻、豆類、魚介類などのおかずによくあいます。そして、他の主食に比べて食品添加物の心配がありません。
【日本の伝統食C】
◎味は薄めに、量は控え目に!
塩分の摂りすぎは、高血圧にもつながります。薄味にして食べもののもつ本来の味を楽しみましょう。

" 最近、日本の伝統食は世界的にも注目されています。
敬老の日をきっかけに、おじいさんやおばあさんと食卓を囲みながら、もう一度食生活を見なおしてみませんか?"
(栄養士 下村幸江)