Amazonは米国時間9月8日、2カ月前に発売されたばかりの同社初のスマートフォン「Fire Phone」について、32Gバイト版(2年契約付き)の価格を、これまでの200ドルから99セントに引き下げると述べた。Amazonの「Prime」サービス会員権1年分はこれまでどおり、期間限定の特典として提供される。無料の2日後配送と、音楽やビデオライブラリのストリーミングが提供されるPrimeサービスの年会費は通常99ドルだ。
Amazonは、「Fire Phone」の64Gバイト版(2年契約付き)の価格も、これまでの300ドルから100ドルに引き下げた。
米国ではAT&Tが独占提供するFire Phoneの新しい価格体系は、同端末の軟調な売れ行きを示唆する一方で、サムスンやAppleなどによる競合製品との競争に直面する中、Fire Phoneが必要としている起爆剤となる可能性がある。
また今回の変更は、同端末の価格が、他の大手技術企業に勝る注目を集めるには競争力に欠けていたとする懸念も和らげるはずだ。Amazonは、低価格の「Kindle」シリーズを提供し、タブレットコンピュータ市場で話題となった。したがって200ドルというFire Phoneの価格は、一部の消費者と業界観測筋らにとってはやや意外だった。
またFire Phoneは8日、英国においてO2独占で予約注文が開始された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。