“土下座強要女”を逮捕に追い込んだ「鬼女」の正体
2013年10月09日 11時00分
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炎上の中心地は巨大掲示板「2ちゃんねる」にある「既婚女性板」だった。文字通り、結婚した女性たちが集まる掲示板だ。ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「既婚女性板に集まる女性たちを既女の漢字を変えて、“鬼女(きじょ)”と呼びます。結婚して子供もいて、ある程度の社会常識もわきまえている。2000年代初めのころから、鬼女は不倫告白をしたOLのブログや、犯罪自慢をする非常識な人物の書き込みを見つけては、さらし者にしてきました」と解説する。
過去にも鬼女が炎上させたケースがある。女子大生が中年男性と不倫しているとブログで書き込んだときも、個人情報がさらされた。今回のように、店員に子供を注意されたことに逆ギレして、暴言を吐いた家族連れの家庭事情も調査。いじめ問題が起きると、いじめた側の情報を細かく追い続けることもある。
井上氏は「実際に鬼女に会って、『どうしてそんなことするのか』と聞いたことがあります。すると、『社会が悪くなると、自分の子供の安全が脅かされる。世の中は平穏無事であってほしい。悪くなるのを防ぎたい』と言うんです。どうやら子供の存在が大きく、だからいじめ問題には関心が高い」と話す。
鬼女には子育てが一段落して、時間の余裕がある人もいる。その時間を使って探偵じみたことをしているのだ。
「基本的な考えに、『非常識なことをしたやつは、ほかにも非常識なことをやっている』というのがあるから、徹底的に調べる。その非常識に自分や子供が巻き込まれないために、素性を暴く。1回火がついたら納得するまでやめず、余罪の追及も容赦しないのが鬼女の特徴です」(井上氏)
子を持つ母の防衛本能が炎上させるようだ。
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