薄着の時期は、ムダ毛の自己処理が習慣化している女性が少なくありません。
しかし、今の時期は特に要注意! 真夏の紫外線のダメージが蓄積された肌は、とてもデリケート。間違ったお手入れを続けていると、肌荒れや毛穴がブツブツと目立ってしまうことも……。
そこで今回は、やりがちだけど実は肌を傷つける、NGムダ毛処理方法についてご紹介します。
■肌荒れやブツブツに……実はNGなムダ毛処理3つ
美容脱毛サロン『ミュゼプラチナム』の山田真理子さんにうかがったところ、やりがちだけど注意すべき自己処理方法の中でも、特に多いのは以下の3つです。
(1)毛抜きで一本一本抜く
(2)脱毛剤、脱色剤の使用
(3)お風呂場でのT字カミソリ
これらは、肌トラブルを招きやすい処理方法の代表とも言えます。ツルピカな肌を目指すために行うムダ毛処理が原因で、肌荒れを起こすのは本末転倒ですよね。各処理方法が招きやすいトラブルを知り、肌への負担が少ないケアを取り入れることが大切です。
■やりがちなムダ毛の自己処理が招く肌トラブル
『成城松村クリニック』の松村院長によると、間違った自己処理は、以下のような肌トラブルにつながるとお話されています。
(1)毛抜きで抜くとブツブツ毛穴や埋没毛の原因に
毛抜きで抜くと剃り跡が残らない分、見た目の仕上がりが良いイメージがありますが、埋没毛や毛包炎の原因になります。毛包炎とは、毛穴に雑菌が入り毛穴の中に白い膿がたまったり、赤い湿疹にもなりえたりする症状。また、抜くときに毛穴周辺の皮膚が引っ張られ、ブツブツと鳥肌のようになってしまう可能性も。
(2)脱毛剤、脱色剤はかぶれを招く可能性が
脱毛剤や脱色剤は簡単で便利ですが、かぶれを引き起こす可能性があります。脱毛剤は、毛の構成成分であるタンパク質に作用するように作られています。当然同じたんぱく質で構成されている皮膚も、ダメージを受けることになるのです。
(3)お風呂場でのT字カミソリは衛生面からもNG
お風呂場は、清潔なイメージを持つ人も多いかもしれませんが、実はその逆。湿気が多いお風呂場は雑菌が繁殖しやすく、カミソリの小さな剃り傷に雑菌が入って炎症を起こす可能性も。また、毛の流れに逆らって剃ると深剃りや、毛穴を傷つける原因にもなります。
しかしながら、(1)や(2)と比べると、まだトラブルが少ないと言えるのが、T字カミソリ。入浴後にケアするなど、肌をやわらかくしてシェービングクリームを使用するのがおすすめ。毛の流れに沿って剃り、押さえつけないように剃るのがポイントです。
毎日処理をするという人は、たとえT字カミソリであっても、必要な皮膚まで剃り落としてしまったり、色素沈着を起こす可能性もあります。
肌への負担が少ない電気シェーバーの使用や、気になるパーツは美容脱毛サロンでプロにお任せするなど、肌に負担をかけないよう意識してみてくださいね。
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【取材協力】
※ 山田真理子・・・美容脱毛サロン『ミュゼプラチナム』営業本部 本部長代理。長年の店舗勤務時代には心を込めた“おもてなし接客”を実行。誠実な姿勢がお客様から評価され、副店長、店長、エリアマネージャーとキャリアアップを果たす。『ミュゼプラチナム』が、顧客満足度No.1を獲得した立役者。現在では、多くの後輩へ“おもてなし接客”を伝授している。
※ 松村圭子・・・婦人科・美容皮膚科医。『成城松村クリニック』院長。女性誌などを中心に多数の雑誌、TV出演、講演など幅広く活躍中。