稲沢市議辞職勧告決議案を可決09月08日 12時41分
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中国の空港で覚醒剤を持っていたとして違法な薬物を運搬した罪に問われている稲沢市の市議会議員に対し、稲沢市議会は今後も長期間、議員に出席できないとして辞職勧告決議案を全会一致で可決しました。
稲沢市議会の桜木琢磨議員(70)は中国の空港で覚醒剤を持っていたとして違法な薬物を運搬した罪に問われ、8月28日の裁判で中国の検察が懲役15年以上、無期懲役、もしくは死刑という量刑を求刑しました。
桜木議員は無罪を主張していますが今後も議会に出席できない状況が続く見通しです。
稲沢市議会は桜木議員の拘束が長引く中これまで議員報酬を停止するため条例改正を行うなど対応を行ってきましたが、8日開かれた本会議で「今後も長期間議会に出席できず議員本来の活動ができない」として辞職勧告決議案を提出し、全会一致で可決しました。
稲沢市議会の野村英治議長は「裁判の判決は出ていないため、『長期間欠席』という理由で辞職勧告決議案を扱った。桜木議員には事前に伝えてあるが『従えない』ということだった。これ以上のことは議会としては考えていない」と話しました。