自動車・航空機
トヨタ、取引先への部品値下げ要求−下期0.5%以下
トヨタ自動車が大半の取引先部品メーカーに対し、2014年度下期(10月―15年3月)に上期(14年4月―9月)比0・5%以下の部品価格引き下げを要求したことが明らかになった。トヨタの業績が回復する中、上期の値下げ幅と同等か緩和となる。
「今のトヨタの業績で値下げ幅を広げられたら、部品メーカーはみんな怒るだろう」。愛知県のある部品メーカーは、こんな本音を漏らす。トヨタと部品各社は1年に2回、部品の価格改定を交渉する。以前は前半期比1%を下回る値下げ率だった。
歴史的な円高環境下の11年度下期からは一部の部品メーカーに対して「円高協力分」を上乗せし、最大で同3%の値下げを要請した。円高解消後の12年度下期以降は値下げ幅を抑制。さらにトヨタの業績が回復し、14年3月期に営業利益が最高を更新する中、14年度上期は1%を下回る水準まで抑えた。
トヨタは部品メーカーに対し「来期(15年度上期)は多少高い水準を掲げさせてもらうかもしれない」と値下げ幅の拡大をにおわせている。
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