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 テニスの4大大会、全米オープンは8日(日本時間9日)、男子シングルス決勝があり、錦織圭(24)はマリン・チリッチ(クロアチア)に第1セットを3―6、第2セットを3―6、第3セットを3―6で落として敗れ、日本選手初の優勝はならなかった。

 第1セット第1ゲームは、チリッチのサーブで始まり、チリッチがキープ。錦織はいきなり30―40のブレークチャンスをつかんだが、そこから連続でポイントをとられた。

 第2ゲームは錦織がキープ。錦織は0―30とリードされたが、そこから落ち着いてポイントを重ねた。

 第3ゲームはチリッチがポイントを許さずキープした。

 第4ゲームは錦織がキープ。40―15からフォアで強烈なショットを決めた。

 第5ゲームはチリッチがキープ。チリッチの強力なサーブの精度が上がってきた。

 第6ゲームはチリッチがブレークした。錦織は0―40から2ポイントを取ったが、最後はラリーで粘り負けした。

 第7ゲームはチリッチがキープ。ストローク戦でもミスをしないチリッチが優位に進めた。

 第8ゲームは錦織がキープ。錦織はファーストサーブがなかなか決まらず苦しんだが、キープした。

 第9ゲームはチリッチがポイントをまったく許さずキープし、第1セットを取った。

 第2セット第1ゲームは、錦織がサービスをキープ。安定したショットでチリッチを崩した。

 第2ゲームはチリッチがキープ。サービスエースを2本決めるなど、サーブが強力だ。

 第3ゲームはチリッチがブレークした。錦織は0―40から粘ってジュースに持ち込んだが、そこからチリッチに強烈なショットを決められた。

 第4ゲームはチリッチがキープ。錦織は40―15とブレークのチャンスだったが、そこからポイントを奪うことができなかった。

 第5ゲームは錦織が1ポイントも許さずにキープした。

 第6ゲームはチリッチが4本連続でサービスエースを決め、キープした。

 第7ゲームは錦織がブレークを許した。このゲームは錦織のショットミスが目立った。

 第8ゲームは、この日初めて錦織がブレーク。ジュースからのラリーで競り勝った。

 第9ゲームは錦織はブレークを許し、第2セットも奪われた。チリッチはサーブが強力なだけではなく、ストローク戦でもミスをしないため、錦織が自分のプレーをさせてもらえない。

 第3セット第1ゲームはチリッチがサーブをキープ。3本連続でサービスエースを奪われた後、錦織がジュースに持ち込んだが、ゲームは奪えなかった。

 第2ゲームはジュースともつれたが、錦織がなんとかキープ。

 第3ゲームはチリッチがキープ。勝負どころでロブを決めるなど、相変わらずチリッチのショットがいい。

 第4ゲームはチリッチがブレークした。錦織の30―40からラリーが続いたが、これをチリッチが制した。

 第5ゲームはチリッチがキープ。錦織も好ショットを放つが、チリッチは崩れない。

 第6ゲームは錦織はポイントをまったく許さずにキープした。

 第7ゲームはチリッチがキープ。錦織は40―15とブレークチャンスだったが、最後の一本が決められなかった。

 第8ゲームは錦織がなんとかキープし、望みをつないだ。

 第9ゲームでもチリッチの強力なサーブが襲いかかってきた。最後はクロスを決められ、錦織の負けが決まった。

    ◇

 錦織は今大会、4回戦でミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、準々決勝でスタン・ワウリンカ(スイス)をともにフルセットで下すと、準決勝では世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)にセットカウント3―1で快勝し、日本勢として男女通じて初の4大大会シングルス決勝へ進出してきた。8日に発表された最新の世界ランクでは、自己最高を塗り替える8位に上昇した。