2014年9月9日08時04分
テニスの4大大会、全米オープンは8日(日本時間9日)、男子シングルス決勝があり、錦織圭(24)はマリン・チリッチ(クロアチア)に第1セットを3―6、第2セットを3―6、第3セットを3―6で落として敗れ、日本選手初の優勝はならなかった。
第1セット第1ゲームは、チリッチのサーブで始まり、チリッチがキープ。錦織はいきなり30―40のブレークチャンスをつかんだが、そこから連続でポイントをとられた。
第2ゲームは錦織がキープ。錦織は0―30とリードされたが、そこから落ち着いてポイントを重ねた。
第3ゲームはチリッチがポイントを許さずキープした。
第4ゲームは錦織がキープ。40―15からフォアで強烈なショットを決めた。
第5ゲームはチリッチがキープ。チリッチの強力なサーブの精度が上がってきた。
第6ゲームはチリッチがブレークした。錦織は0―40から2ポイントを取ったが、最後はラリーで粘り負けした。
第7ゲームはチリッチがキープ。ストローク戦でもミスをしないチリッチが優位に進めた。
第8ゲームは錦織がキープ。錦織はファーストサーブがなかなか決まらず苦しんだが、キープした。
第9ゲームはチリッチがポイントをまったく許さずキープし、第1セットを取った。
第2セット第1ゲームは、錦織がサービスをキープ。安定したショットでチリッチを崩した。
第2ゲームはチリッチがキープ。サービスエースを2本決めるなど、サーブが強力だ。
第3ゲームはチリッチがブレークした。錦織は0―40から粘ってジュースに持ち込んだが、そこからチリッチに強烈なショットを決められた。
第4ゲームはチリッチがキープ。錦織は40―15とブレークのチャンスだったが、そこからポイントを奪うことができなかった。
第5ゲームは錦織が1ポイントも許さずにキープした。
第6ゲームはチリッチが4本連続でサービスエースを決め、キープした。
第7ゲームは錦織がブレークを許した。このゲームは錦織のショットミスが目立った。
第8ゲームは、この日初めて錦織がブレーク。ジュースからのラリーで競り勝った。
第9ゲームは錦織はブレークを許し、第2セットも奪われた。チリッチはサーブが強力なだけではなく、ストローク戦でもミスをしないため、錦織が自分のプレーをさせてもらえない。
第3セット第1ゲームはチリッチがサーブをキープ。3本連続でサービスエースを奪われた後、錦織がジュースに持ち込んだが、ゲームは奪えなかった。
第2ゲームはジュースともつれたが、錦織がなんとかキープ。
第3ゲームはチリッチがキープ。勝負どころでロブを決めるなど、相変わらずチリッチのショットがいい。
第4ゲームはチリッチがブレークした。錦織の30―40からラリーが続いたが、これをチリッチが制した。
第5ゲームはチリッチがキープ。錦織も好ショットを放つが、チリッチは崩れない。
第6ゲームは錦織はポイントをまったく許さずにキープした。
第7ゲームはチリッチがキープ。錦織は40―15とブレークチャンスだったが、最後の一本が決められなかった。
第8ゲームは錦織がなんとかキープし、望みをつないだ。
第9ゲームでもチリッチの強力なサーブが襲いかかってきた。最後はクロスを決められ、錦織の負けが決まった。
◇
錦織は今大会、4回戦でミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、準々決勝でスタン・ワウリンカ(スイス)をともにフルセットで下すと、準決勝では世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)にセットカウント3―1で快勝し、日本勢として男女通じて初の4大大会シングルス決勝へ進出してきた。8日に発表された最新の世界ランクでは、自己最高を塗り替える8位に上昇した。
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