トルコ、ミサイル防衛システム調達で中国と意見の相違
[アンカラ 8日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は、長距離ミサイル防衛システムの調達についてフランスと新たに交渉していると明らかにした。入札で当初契約を獲得した中国企業と意見の相違が生じたとしている。
昨年9月の入札では、中国精密機械進出口総公司(CPMIEC)が34億ドルを提示し、落札していた。一方で、フランス・イタリア製ユーロサムは2番目で競り負けていた。
民営テレビ放送のNTVが7日伝えたところによると、エルドアン大統領は北大西洋条約機構(NATO)首脳会議から帰国後記者団に対し、「ミサイル防衛システムの交渉で共同生産やノウハウといった問題をめぐり、中国との間に意見の相違が一部生じた」と述べた。
「交渉は続いているが、2番目の候補であるフランスが新たな提案を出してきた。フランスとの交渉は続いている。われわれにとって共同生産は極めて重要だ」と述べた。
大統領府は8日、エルドアン氏の発言を確認した。
ユーロサムは欧州軍需大手のMBDAとフランスのタレス(TCFP.PA: 株価, 企業情報, レポート)が共同所有している。
西側諸国は、CPMIECがイラン・北朝鮮・シリア不拡散法に違反したとして米制裁の対象となっているため、トルコが同社をミサイル防衛システム開発で提携先と選んだことに懸念を示していた。
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