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  • 昭和天皇、軍部専横止められず 「実録」公表、苦悩浮き彫り


     昭和天皇実録(代表撮影)

     宮内庁は9日付で、昭和天皇の生涯を記録した「昭和天皇実録」の内容を公表した。戦前、軍部の専横に不快感を抱きながら、戦争に至る事態悪化を止められず、戦後も戦争責任を問われ続けた「君主」の苦悩を、新資料による事実を交えながら浮き彫りにした。

     宮内庁によると、編さんで使った資料は「侍従日誌」など非公開の内部文書や「百武三郎日記」など約40件の新資料を含む3152件。研究者らは「通説を覆すような記述はない」としている。

     日中全面戦争に拡大していた1939年7月5日の実録には、天皇が、板垣征四郎陸相に「陸軍の体質に関する御批判・御不満」をぶつけた、と記した。

      【共同通信】