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オスプレイいらない 市民ら集会とデモ行進

2014年09月08日 10時04分

「バルーンの空にオスプレイはいらない」とシュプレヒコールを上げながら行進する参加者=佐賀市
「バルーンの空にオスプレイはいらない」とシュプレヒコールを上げながら行進する参加者=佐賀市

 政府による佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画に反対するデモ行進と集会が7日、佐賀市のどん3の森周辺で開かれた。市民ら約800人(主催者発表)が「バルーンの空にオスプレイはいらない」とシュプレヒコールを上げ、街中を行進した。

 集会は、オスプレイ配備反対県連絡会が主催した。共産党の仁比聡平参院議員が「県民の同意どころか、抗議の声が上がる中、国は109億円もの予算を付けた。断固撤回せよと声を上げるとき」と政府の姿勢を批判した。宗教家や弁護士らがリレー形式で続き、団野克己弁護士は「4年間海上自衛隊にいた。一番心配なのは、配備後、どれだけの設備、人が必要なのか。想像を絶する規模であるはず。沖縄や佐世保のように一回できると取り返しが付かない」と危機感を訴えた。

 最後に、「オスプレイ配備は県民の生命、財産、平和が問われる重大な問題。共同の力で配備を阻止する」とアピールを宣言した。参加者はのぼりや横断幕を手に、JR佐賀駅まで行進した。看護師の女性(31)=佐賀市=は「医療機関は現状で対応できるのか。戦争になれば若い人が招集される。オスプレイを取り巻く問題を考えると不安なことが山積み。とにかく反対しかない」と危惧した。

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