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政治
【慰安婦偽証「吉田証言」とは何か】「強制連行」広めた吉田清治、2冊の著書 「あれは小説ですよ」出版社
吉田清治は2冊の本を著している。1つは昭和52年3月刊行の『朝鮮人慰安婦と日本人 元下関労報動員部長の手記』(新人物往来社)。2作目は58年7月に発行された『私の戦争犯罪 朝鮮人強制連行』(三一書房)だ。
『私の戦争犯罪』で吉田は「山口県労務報国会の動員部長」として、「朝鮮人にたいして、『ドレイ狩り』を『愛国心』をもって行った」と告白。「四十年近い過去の事実を、日本人が『文明人』となるための反省の資料にしてもらいたい」と強調している。
問題の慰安婦をめぐっては、「済州島の『慰安婦狩り』」と章を割き、吉田が18年5月に部下9人を伴い済州島に「慰安婦狩り」に出た際、「陸軍省は極秘通牒(つうちょう)を発して、朝鮮人女子を慰安婦に動員するようになった」と証言する。
また、「木剣を持った(徴用)隊員と銃を持った兵隊が戸をあけて踏み込んで女を捜しはじめた。(中略)女の悲鳴があがり、隊員と兵隊のどなり声が聞こえはじめると男たちが朝鮮語で騒ぎ立てた」などと、「慰安婦狩り」の様子を克明に描いている。
貝ボタンの製造工場などで吉田らは、工員や海女らに対して「陸軍の命令で慰安婦を徴用している」と声を高め、朝鮮人女性を「木剣を使い、背中や尻を打ちすえ」連行していく。「徴用慰安婦のために、『女子挺身隊』用の衣服が送られてきた。従軍慰安婦を公式には、『女子挺身隊』と称することになっていた」と書く吉田は「二百五名の済州島の女を収容して出港した」と結んでいる。
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