世界遺産カッパドキアが福島に?郡山市・浄土松公園のきのこ岩
記事作成日:2014/09/07 1:09:05 │ 最終更新日:2014/09/08 16:09:07
世界遺産カッパドキアといえば、まるでキノコのような巨石群が立ち並ぶ絵が思い浮かぶと思います。青空にそびえ立つ白い奇岩、なんともいえず素敵ですよね。
そのカッパドキアによく似た光景に、なんと福島県郡山市で遭遇することができるんです。
今回は日本のカッパドキアとも言われる郡山浄土松自然公園のきのこ岩をご紹介いたします。
目指すは浄土松公園(じょうどまつこうえん)
郡山南ICより車で15分ほど走った所に、浄土松自然公園があります。
電車利用の場合バスで向かう事も可能ですが、下車後しばらく歩く事になるのでご注意ください。
公園内には無料で利用できる野外炉炊事場(予約が必要)もあり、バーベキューなどを楽しむ事もできます。
きのこ岩までは駐車場から徒歩で20分程度。
自然公園内とはいえ登山ルートは残念ながらあまり整備はされていないので、サンダルやミニスカートなどは避け、動きやすい服装をお勧めします。
公園内にはきのこ岩の他にも巨石群があるので、お急ぎでなければそちらもぜひご覧ください。
そして姿を現す「きのこ岩」!
がんばって山道を進んでいくと、やがていくつか岩っぽい物が見えてきます。
そこまで来れば、きのこ岩はもうすぐそこ。
突然開けた芝生の広場が目の前に姿を現します。
すると、そこにはまるでエリンギのように傘をかぶった“きのこ岩”が!
世界遺産・カッパドキアの規模には及びませんが、まさにキノコ。
成分の違う地層が断層によって分断され、それぞれ風化に対する抵抗度が違うために風雨に浸食されてこのような形になったのだとか。
きのこ岩には登らないで!
こんな不思議な岩を目の前にしたら、登ってみたくなるのも十分わかります。
けれど、きのこ岩は絶対に登らないでください。
理由は2つ。
きのこ岩は福島県の名勝天然記念物に指定されているので、保護のため。
そしてもう一つは崩落の危険があるためです。
東日本大震災で一部が崩落
もちろん今だって十分きのこ岩はその名に恥じぬ、とてもキノコな姿をしています。
しかしその足元を見ると、複数の岩が転がっているのが目に入ります。
それは東日本大震災によって崩れたきのこ岩の一部なんです。
震災以前は現在よりもっとカッパドキア風の奇岩群でした。
以前の姿はきのこ岩の前に案内板として写真で見る事ができます。
郡山市の公式サイトにも「公園内は大変危険な状態ですので、十分に注意してください」と書かれていますので、くれぐれも柵の内側へは立ち入らないようにしてくださいね。
おわりに
日本のカッパドキアこと郡山市のきのこ岩。
崩れやすい岩質のようで、今も小規模な崩落や風化が進んでいるようです。
何万年もかかって自然が生み出したこの奇景、いずれはきのこの形ではなくなってしまうかもしれません。
そびえたつ白い奇岩たちが日常とはかけ離れた不思議な空間を作り上げています。
さらにこのきのこ岩の近くにある濁り池には、大ムカデが住んでいたという伝説も残っているのですが、この場にいると伝説すら本当にあった事のように感じられてしまいます。
また、浄土松は古くから松の名所で、松の緑が点在する様子が日本三景の松島に似ていることから「陸の松島」とも呼ばれているんです。
きのこ岩と一緒に、ぜひそちらもお楽しみください。
そして、浄土松自然公園の近辺には、郡山温泉やのんびり温泉などの天然温泉もあるので、山道を歩いた疲れを温泉で癒すのもおすすめコースです。
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