Hatena::ブログ(Diary)

ねこら対策研究要塞日誌@はてな このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2014-08-23

[]証言構成 OHの肖像―大伴昌司とその時代 証言構成 OHの肖像―大伴昌司とその時代を含むブックマーク

 此間の日本SF展にもあった怪獣図鑑で有名な怪獣博士大伴昌司に関する関係者インタビュー集。かなり分厚い。人数が凄い多いのは顔が広かったのだろう。

 なんでも日本推理作家協会新年会に参加して名物の「犯人当てクイズ」の最中に頓死して当時新聞にも載ったとか。なんて怪しい死に方なんだ。因みに死因は喘息の薬の吹き過ぎらしい。

 天才と称える人がいたり山師と断ずる人がいたり毀誉褒貶が激しい。

 概して、講談社小学館社員編集者ビジュアル系雑誌の礎を築いた天才先駆者と絶賛し、SF小説家達には旨い話に寄ってくる山師と評判が悪く、画家イラストレーター達は(納期や注文で)酷い目に遭った話が多く、特撮関係者にはウルトラマンが当たった後によく出入りしてたけど何をやっていたのかは良く分からん奴で余り記憶にない、と言われてる感じ。

 代表作(?)の怪獣解剖図なんかはチームで考えて画家の遠藤昭吾が書いたものを勝手に「大伴昌司」の名でマガジンに連載して単行本化しちゃってたらしいですな。円谷的には怪獣は身長200M位のイメージで作ってるのに50M前後に決めたり。

 怪奇ミステリSF→円谷、と儲かりそうな所にすーっと入り込んできて利用するみたいな。あと全般に当時の出版社は物凄く人脈というかコネで回ってた感が凄い。契約したのかしないのかはっきりしないという逸話がそこかしこに出てくる。

 ちなみに赤の他人だったゾフィー、マン、セブン新マンをウルトラ4兄弟にしちゃったのは小学館上野昭雄氏だそうで何故か大伴昌司にずいぶん怒られたとか。怒られる筋合いじゃないのに…。んで怪獣ブームの頃、秋田書店怪獣図鑑っぽいもの出そうと声を掛けたが断られ、別著者で出したらこれも連日深夜数時間の抗議電話掛かってきたとか。何だか酷い奴だな。

証言構成 OHの肖像―大伴昌司とその時代証言構成 OHの肖像―大伴昌司とその時代
竹内

飛鳥新社 1988-09
売り上げランキング : 839476

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/nekora/20140823/p1