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08 Sep 2014 11:15

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AKB48グループが利用開始した新サービス『755』とは? 柏木由紀や指原莉乃らがファンと交流中

リアルサウンド 9月8日(月)18時29分配信

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AKB48グループが利用開始した新サービス『755』とは? 柏木由紀や指原莉乃らがファンと交流中

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AKB48グループが利用開始した新サービス『755』とは? 柏木由紀や指原莉乃らがファンと交流中
『755』公式ホームページ

 サイバーエージェントの藤田晋氏と堀江貴文氏が手を組んだ、株式会社7gogoの新プロジェクト『トークライブアプリ 755(ナナゴーゴー)』に、AKB48グループのメンバーが参加し、話題を呼んでいる。

 同サービスは、著名人の発言を見ることができ、それに対してユーザーがコメントをすることも可能な新型のSNS。著名人側も寄せられた多くのコメントに引用返信をすることで、他ユーザーとの交流を図ることができる。2014年2月のサービス提供開始以降、プロデューサー・アーティスト・経営者など、数多くの著名人がトークの配信を続けている。

 今回、AKB48グループが同サービスに参入したのは、総合プロデューサーである秋元康氏の参加が大きいだろう。同記事の執筆段階では、公式アカウントとして承認されているだけでも、川栄李奈、高橋みなみ、峯岸みなみ、柏木由紀、指原莉乃、宮脇咲良、横山由依、松井珠理奈、柴田阿弥、山田菜々、渡辺美優紀など、人気メンバーから研究生まで、59名の参加が確認済だ。また、今回のメンバー参加により、アプリのダウンロード数も急上昇を続けているという。

 運用方法は各人によって様々だが、秋元氏はコメントを寄せるユーザーに人生の先輩としてアドバイスを送ったり、AKB48の次作について「神曲になると思う」や、2015年春に札幌で新グループを設立したいと、運営上のネタを小出しに解禁して話題を呼んでいる。また、メンバーとの交流や彼女たちへのエールも盛んに行っており、渡辺麻友や指原莉乃とのプライベートでのやりとりを書いたり、山本彩や松井珠理奈、谷真理佳など、次世代メンバーへの期待をファンに向けて公開して仲の良さを見せたり、「そのうちに、作詞家も作曲家も振り付け師も演出家もプロデューサーもメンバーがやるようになるのではないでしょうか」と、グループの将来像に向けてのビジョンを語っている。コメントはアプリをダウンロードすれば誰でも書き込むことが可能なため、「仕事しろ」や「公演曲書け」などといったファンからの野次も飛んでいるが、秋元氏本人は「チームSの新公演を完成させなければ…」と書きこむなど、それらをネタとして楽しんでいる節もうかがえる。

 メンバー本人たちに関しても、使い方に早速個性が表れている。柏木由紀と指原莉乃はファンと時折交流しながら淡々とした書き込みを続けており、あるタイミングにはファンの喜ぶコメントを残したかと思いきや「つ、つまんない。。笑 アイドル解答やーめた!」(柏木)と、巧みにアプリを使って遊んでいるようだ。高橋みなみはファンとの距離感の近さに戸惑いつつ、メンバーになりすましたアカウントに引っかかりそうになったり、渡辺美優紀は女性ファン獲得に向けて「ファッション、メイクなど女の子が気になる質問もたくさん待ってます♪」とアピールを試み、柴田阿弥は「コメント返しの基準とかでごたごたしたらやめます」と予防線を張るなど、スキャンダルにならないように一線を引いた使い方も多くみられる。

 これまでもAKB48グループのメンバーは“ぐぐたす”ことGoogle+や、Twitter、公式ブログやモバイルメールなどで情報を発信してきただけに、新サービスの開始に抵抗を覚えるメンバーもいるようで、山本彩は「挑戦し過ぎてバグったので やーめっぴ」、小笠原茉由は「ちょっとセキリュティとか信頼できないんで。乗っ取りとか怖いし。 ぐぐたすが一番やろ!!!」、兒玉遥は「秋元先生から『755』勧められたんだけど私ガラケーなの」とそれぞれGoogle+で投稿していたり、島崎遙香については高橋みなみが「やる可能性を教えようか? 答えは『0』だww」と明言するなど、グループ内でも意見が割れているようだ。

 ファンの中でも、今回の施策については賛否両論が交わされている。「推しのメンバーから返事が貰える」や「『Google+』より距離感が近い」といった肯定的な意見が見られる一方、秋元氏の「(乃木坂46メンバーは『755』をやらないのかという意見について)乃木坂46の全体会議があるので、議題の一つになる」という発言には、SNSなどの露出が少ない乃木坂46ファンから喜びの声が挙がっているものの、「SNSをやらせすぎて、メンバーには休む暇がないんじゃないか」や「『Google+』でいいじゃん」といった声も多く見られている。また、アプリには「ウォッチ数」と呼ばれるトークを見ているユーザー数を可視化する指標が設けられており、この数字を伸ばすためにメンバーが過剰なレスポンスやサービスを行ったりするのではないか? と心配する声も、ファンの一部にはあるようだ。

 もっとも、人気メンバーにとってはファンとの戯れに使えるツールであり、若手メンバーにとってはいち早く使いこなすことで、頭角を表すチャンスのある場ともいえる。今後、メンバーや運営側がどう使いこなしていくか注目したい。

中村拓海

最終更新:9月8日(月)18時29分

リアルサウンド