• 検索
  • コンテンツ一覧
  • ここ1週間のほぼ日
  • 最近、人気のあったコンテンツ!
 
三國万里子さんの 編みものキットのお店
ほぼ日手帳2015WEB SHOP
 

今日のダーリン

フォントサイズ中 フォントサイズ大
フォントサイズ中 フォントサイズ大
 
ブータンに行っている為末大さんが、
 ツイッターで、こんなことを記していました。
 <日本では死ぬことは良くないことだ
  というのを前提に、医療も、
  様々な社会システムも発展している。
  生きていることは最も善いことであると信じて
  人は長生きをする。>
 もともと、死については語りにくいものがありますが、
 死を「良くないことだ」という以外のことを言うのは、
 「じゃ、良いことなのか?
  良いことなら、死を歓迎するのか?」
 と問い詰められそうな雰囲気があります。

 良いも良くないも、死は、山や海のようにあるもので、
 良いだの悪いだのの考えは、後からつくられたものです。
 ごく単純に、ぼくにも死はセットされているし、
 あなたにも、誰にも、死が必ずくるわけです。
 生まれるということと、死ぬということはひとつです。
 しかし、ぼくらは、生きている間は、
 生きているものの世界しか知りませんし、
 生きている世界にたっぷりの未練もあるので、
 死ぬ時がくることを、いつまでも待たせようとします。
 そして、やがて、そのうちには、
 死は「良くないこと」とされていくのでしょう。
 
 生きようとしても、死んでしまう。
 これは、あたりまえの事実なのに、
 目的が実現しない失敗のように扱われてしまう。
 ぼくらは、そういう「気分」のなかに生きています。
 死を怖れることも、死から逃げようとすることも、
 おそらく自然なことなのだと思うのですが、
 生に対して死がやってくることを、
 良くないこと、悪いこととするのは、逆に、
 一生というものへの冒涜のような気がするんですよね。
 
 殺処分の順番が早く回ってきそうな老犬が、
 「ミグノン」にきて、死を迎えることがよくあります。
 かつて友森さんが言った、
 「わたしがいないときに死んでもいいんだよ」
 ということばが、ずっと忘れられません。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
死んだ者の世界から、こっちへの視線を想像してみる‥‥。
 

感想を送る



気まぐれカメラ もっと見る
ただいま製作中!
もっと見る
ほぼ日ケイタイ版 メールマガジン ストア発売スケジュール
糸井重里のTwitter
ほぼ日のTwitter
ほぼ日のFacebook
 
 

ほぼ日ストア

詳しくはこちら
ほぼ日で販売されている
商品の情報はこちらからどうぞ!
ほぼ日ストア

ほぼ日ブックス

詳しくはこちら
ほぼ日から出版されている
本の情報はこちらからどうぞ!
ほぼ日ブックス
 
閉じる

コンテンツ一覧

著者名 タイトル 連載開始日
あ か さ た な は ま や ら わ
↑著者や関わった人が五十音別に並んでいます。行を選んでくださいね。
閉じる
コンテンツ一覧
 
閉じる

ここ1週間のほぼ日

ここ1週間に更新されたおもなコンテンツを紹介しています。
「小ネタ劇場」など、アーカイブが残らないコンテンツは
ここに掲載していませんのでご了承くださいませ。
 

閉じる
閉じる
閉じる

最近、人気のあったコンテンツ!

最近、好評のうちに終了した
コンテンツを紹介します。
見逃していた方、
どうぞ、読み返してみてくださいね。
感想メールもお待ちしています!
 
まだまだ「アンコール!」なコンテンツはたっぷりありますよ!
こちらから探してみてくださいね。
コンテンツ一覧 検索
 

閉じる
閉じる