2014年02月14日

“国の借金”がゼロになるとどうなる?

まーた、マスコミが「国の借金が1,017兆円、国民1人あたり800万円」とか言ってるけど、正確には政府の借金だし、「国民1人あたり800万円を政府に貸している」という表現が正しい。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1001Y_Q4A210C1EE8000/

子供の頃から、「国の借金が増え続けて、このままでは破綻する」って言われてるけど、いつになったら破綻するのか? だいたい、国民が勝手に借金させられる理屈がわからないと思ってたので、以前に調べた内容を、自分の確認用にメモ。素人なので間違っていたらごめんなさい。

そもそも、日本のように、ほぼ全額国内で、自国通貨で国債が消化されている国は、ユーロで事実上の外債と同じだったギリシャと違って破綻しないんだよね。

それにしても、財務省とマスコミはいつまでこんな誤った情報を提供し続けるつもりなんだろうか……。

・すべてのマネーは借金から創造される

・金本位制でもない限り、貨幣は「その国の信用」によって発行される

・国債も含めた債務には、必ず同額の資産が存在する

・日銀が国債を買うと、市中のマネーが増える→国が市中からマネーを集めて国債を償還するとその分のマネーが減る

・論理的には、国債を含む債務を全部償還して借金をゼロにすると、市中に出回るマネーが消滅する

・債務残高をゼロにしたかったら貨幣経済をやめて、物々交換するしかない

国の債務を全て返済すれば何が起きるのか
http://d.hatena.ne.jp/shavetail1/20120719
国の債務の何が問題か
http://d.hatena.ne.jp/shavetail1/20120721
国の債務は返済の必要がないという本質
http://d.hatena.ne.jp/shavetail1/20130810

  
posted by 豆ジャム at 17:51 | 東京 霧 | Comment(2) | 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一般人が普通に仕事やってりゃ貸借対照表ぐらい知ってるでしょうに、なんで国家のことになると借方と貸方のバランス基本がぬけおちるのでしょうね。

国債買ってるの誰なんだ?という事なのに。

>債務残高をゼロにしたかったら貨幣経済をやめて、物々交換するしかない

これ。すごくわかりやすいですね。
Posted by 石榴 at 2014年02月14日 21:15
家計と国の違い、国が通貨発行主体で、個人と違って寿命がない点などがまずよくわからないんですよね。私もそうでした。理解できたのはつい最近なんです。

金融機関の預金は、預けている個人や企業にとっては資産でも、金融機関にとっては負債なんですよね。だから金融機関が預金を運用するために国債を買い、間接的に預金者が政府にお金を貸すことになるとわかって、やっといろいろ納得できました。

じゃあ、仮に国債を全部償還したらどうなるのか? と思って調べてたどりついた結論が物々交換だったんですw
Posted by 豆ジャム at 2014年02月14日 22:15
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