◇西武6−3ソフトバンク
西武が逆転勝ち。2−3の8回、中村の2点二塁打などで3点を奪い、9回にも浅村の犠飛で加点した。メヒアはリーグ単独トップの30号。野上は7イニング3失点で7勝目。ソフトバンクは五十嵐がリードを守れず、連勝が4で止まった。
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1点を勝ち越した直後の8回、マウンドに上がった五十嵐が、1死しか取れずに降板した。今季56試合目での初黒星。秋山監督は「へばりもあるんだろう」と指摘した。
先頭の渡辺は四球。浅村の右前打に続いて、決して甘くない外角低めの直球を中村に捉えられた。右中間へ逆転の2点二塁打。7月から続けてきた連続無失点は16試合で止まり、3連打などで今季自己ワーストの3点を失った。
ペナントレースも最終盤。蓄積については五十嵐も「多少、切れはなかった」と隠さない。ただしそれがすべてではない。「自分のピッチングはした。相手が上だったが、もう少し何かできたのではないか。チームに申し訳ない」
もちろん失敗を繰り返すつもりはない。「みんなそうだし、マウンドに上がれば勝負は始まっている。しっかり準備して、今まで通り攻めの姿勢を崩さないようにしたい」。オリックスが勝ち、ゲーム差は3・5に縮まった。残り18試合。本当の勝負どころはこれからやってくる。 (山本泰明)
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