ロンドン=渡辺志帆
2014年9月8日09時19分
英国を構成する4地域の一つスコットランドで、独立の是非を問う18日の住民投票を前に、独立機運が高まっている。最新の世論調査で、独立に賛成する人の割合が初めて反対を上回った。約300年間、連合を保ってきたスコットランドの独立が現実味を増す結果に、衝撃が広がっている。
7日付の英紙サンデー・タイムズによると、英世論調査会社YouGovと行った世論調査の結果、独立賛成が51%、反対が49%だった。回答者全体のうち態度を決めかねている人など7%を除いた数字だが、賛成が反対を上回るのは同種の調査で初めて。約1カ月前には、賛成は39%と、反対の61%に大きく水をあけられていた。同社は、独立しても経済への悪影響はないと考える人が増えたと分析する。また、女性や若年層で賛成に転じる人が増えたとしている。
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朝日新聞国際報道部
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