東映の岡田茂名誉会長 死去
時代劇や任きょう映画を次々にヒットさせ、日本映画の全盛期を築いた東映の岡田茂名誉会長が、9日朝、肺炎のため、東京都内の病院で亡くなりました。87歳でした。
岡田さんは広島県の出身で、東京帝国大学を卒業後、現在の東映に入社し、昭和25年に初めてプロデュースした映画「日本戦歿学生の手記きけ、わだつみの声」が大ヒットしました。京都や東京の撮影所の所長などを歴任し、時代劇から「人生劇場飛車角」などの任きょう映画まで次々にヒット作を手がけ、日本映画の全盛期を築き上げました。昭和46年に東映の2代目の社長に就任すると、不採算のプロ野球球団「東映フライヤーズ」やボウリング場などの関連会社を売却して合理化を進めました。一方で、俳優の菅原文太さんを起用した任きょう映画の傑作といわれる「仁義なき戦い」や、義理と人情に厚いトラック運転手をユーモラスに描いた「トラック野郎」などのシリーズをヒットさせました。また、アニメーションやテレビ番組の制作にも力を入れるなど、日本の映像文化の発展に大きな功績を残し、昭和59年に藍綬褒章、平成7年には勲二等瑞宝章を受章しました。岡田さんは、肺炎のため東京都内の病院で、9日朝、亡くなりました。
投稿者:かぶん | 投稿時間:13:05
| カテゴリ:科学のニュース
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