小渕経産相:福島第1原発を視察 「一歩ずつ前進」と激励

毎日新聞 2014年09月08日 00時09分(最終更新 09月08日 00時25分)

視察に訪れた福島第1原発の免震重要棟であいさつする小渕経産相=2014年9月7日午後、共同
視察に訪れた福島第1原発の免震重要棟であいさつする小渕経産相=2014年9月7日午後、共同

 小渕優子経済産業相は7日、就任後初めて東京電力福島第1原発を視察し、廃炉や汚染水対策の作業に当たる東電社員らを「皆さんの献身的な作業で一歩ずつ前進している」と激励した。

 小渕氏は免震重要棟で作業の課題などに関し、東電幹部や協力会社の関係者と意見交換。その後、防護服を着て、使用済み核燃料の取り出し作業が続く4号機原子炉建屋の最上階のほか、増設中の「多核種除去設備(ALPS)」や建設中の「凍土遮水壁」など、難航する汚染水対策の作業現場も視察した。

 小渕氏は視察後、汚染水対策に関し「個別のトラブルは発生しているが、全体はコントロールされている」と感想を述べた。(共同)

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