無機物に使わないのはどっち?「回復」と「快復」の意味の違いと使い方
2013年10月29日更新
はじめに
「回復」と「快復」、この2つの言葉は同じ読みをするうえに、似た漢字も使われていますが、意味としては微妙にニュアンスが異なります。
ここでは、「回復」と「快復」の言葉の意味の違いと使い方についてご説明します。この2つの言葉の意味がわからない方、またはなんとなくはわかるけど言葉で説明できない方は、ぜひご参考下さい。
(image by PresenPic)
「回復」と「快復」の意味と違い
まずは、それぞれの言葉の意味を辞書で調べてみましょう。
回復(かいふく)
[名](スル)
1 悪い状態になったものが、もとの状態に戻ること。また、もとの状態に戻すこと。
2 一度失ったものを取り返すこと。
回復 とは - コトバンク
快復(かいふく)
[名](スル)
病気がなおること。
快復 とは - コトバンク
いまいち違いがわかりづらいですが、つまりは
「回復」…対象がどんなものであっても、悪い状態から元の状態に戻ったことを指す
「快復」…人間や動物の、病気がなおることを指す
ということですね。
「回復」と「快復」の使い分け
上記のように、意味をちゃんと把握すれば、
「ロボットが回復したので、ロゴコンへの出場を断念せずにすんだ」
と表現するのは正しいですが、
「ロボットが快復したので、ロゴコンへの出場を断念せずにすんだ」
は間違いであることがわかりますね。
意味をちゃんと把握して、「回復」と「快復」を使い分けられるようにしましょう。
おわりに
ここでは、「回復」と「快復」の言葉の意味の違いと使い方についてご説明しました。
間違いやすい言葉ですが、ちゃんと使い分けて正しい日本語遣いができるようになりましょう。
本記事は、2013年10月29日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。