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【大リーグ】

青木、投手戦で貴重な決勝打 4連勝に貢献 首位キープ

2014年9月7日 紙面から

◇ロイヤルズ1−0ヤンキース

 狙い澄ました一振りで虎の子の1点をたたき出した。0−0で迎えた3回1死二塁の好機。相手先発右腕ピネダの2球目を真芯で捉えると、痛烈なライナーが中前へ抜けた。「甘いところ甘いところと、念じながら打席に立ってた。一発で仕留めることができた」。今季34打点目を挙げた一打は、貴重な先制打かつ決勝打。チームを4連勝に導き、青木はほおを緩めた。

 緊迫した投手戦だけに価値があった。両軍合わせて安打はわずか6本。終わってみれば、この日ロ軍が得点圏に走者を置いたのは青木の打席だけだった。唯一のチャンスで仕留めたのは、1回の打席で打ちそこなったカットボール。「曲がりは分かっていた。ほんとにいいところで打てた」と失敗を生かした打席を素直に喜んだ。

 昨季までナ・リーグのブルワーズでプレーした青木にとって、ヤンキースタジアムはこの日が初めて。「来るのを楽しみにしていた」という“聖地”でのデビュー戦で結果を出し、「縁起のいい球場になりました」。同地区2位のタイガースとのゲーム差はこれで2に拡大。試合後のロッカーには大音量の音楽が響き渡り、チームの盛り上がりは最高潮を迎えつつある。

 「優勝するという意識でみんなやっている。こういう戦いができれば、おのずと結果も付いてくる」。4連勝のうち、3試合が1点差での勝利。29年ぶりのPSへ、勝負強いリードオフマンがチームを先導する。 (ニューヨーク穐村賢)

 

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