vultrを使ってみる
今までDigitalOceanを使っていましたが、vultrというところが半年ほど前から東京リージョンで動いているということを今更ながら知り、試しています。
一番安いプランで
- $5/月 or $0.007/時
- メモリ: 768M
- SSD: 15GB
- 帯域: 1000GB (東京リージョンだと200GB)
です。SSDなのはいいですね。Digital OceanはSSD 20GBですが、その代わりメモリが512MBです。ディスク容量はいらないので、メモリが多いほうが嬉しいですね。
東京リージョン
pingの結果は
round-trip min/avg/max/stddev = 13.621/14.480/15.430/0.556 ms
と、平均14msec! さすが東京リージョンです。
Digital Oceanのシンガポールでは
round-trip min/avg/max/stddev = 83.428/89.205/129.731/12.856 ms
と、平均89msec。vultrと比べるとさすがに遠いですね。
Windowsも対応
vultrは、以下のイメージに対応しています。
- CentOS 7/6/5
- Ubuntu 14.04/12.04
- Debian 7
- FreeBSD 10
- Windows 2012 R2
それにくわえてCustom Imageに対応しています。特にWindowsイメージが使えるのは大きいです。
startup script
「startup script」というものがあり、インスタンス作成時に指定したstartup scriptを実行してくれます。
今回以下のようなスクリプトを作成し使ってみています。githubから鍵を取ってきて登録する流れですね。ubuntuで動作確認していますが、CentOSなどでは違うと思います。
これを使うとすぐにユーザーの設定が出来ます。ansible-pullを使ってみるのもいいかもしれませんね。
本当はDigital Oceanのように事前に鍵を登録できればいいのですけど。
#!/bin/sh
USER=shirou
GITHUBUSER=shirou
useradd ${USER} -m -g wheel
wget https://github.com/${GITHUBUSER}.keys -O
/tmp/${GITHUBUSER}.keys
mkdir -p /home/${USER}/.ssh
chmod 700 /home/${USER}/.ssh
cat /tmp/${GITHUBUSER}.keys >> /home/${USER}/.ssh/authorized_keys
chmod 600 /home/${USER}/.ssh/authorized_keys
chown -R ${USER} /home/${USER}
rm -f /tmp/${GITHUBUSER}.keys
# =============
# SSH Support
# =============
echo '%${USER} ALL=(ALL) ALL' >> /etc/sudoers
echo 'PermitRootLogin no' >> /etc/ssh/sshd_config
echo 'PasswordAuthentication no' >> /etc/ssh/sshd_config
/etc/init.d/ssh restart
で、どうなのよ?
安いし、IPv6対応しているし、なんといっても東京リージョンで速い。Webコンソールがあるのですが、この動作もかなりキビキビしています。
さらに、まだベータ版ですがスナップショット機能もありますし、APIも揃っています。Two Factor Authもあります。
お試し中ではありますが、今のところかなり魅力的だと思います。
難点は起動が遅いところでしょうか。もちろんSSDなので早いのですが、GCEの速度に慣れると遅く感じてしまいます。あとは前述の鍵の部分ぐらいでしょうか。
なお、こちらから登録していただけると、$10入りますので、ぜひともこちらからお願いします〜。