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【コラム 撃戦記】

見応え十分打撃戦

2014年9月6日

 勝負はハート。王座陥落の八重樫が3階級制覇を懸けた最強の挑戦者に序盤から真っ向勝負。王座は失ったが、会場には再三“あきら”コールがわき起こった。それほどの激しい打撃戦で、見応えたっぷりだった。

 ゴンサレスは70年代に活躍し、3階級制覇したニカラグアの英雄、アレクシス・アリゲリョがエリート育成した。アリゲリョの華麗なボクシングは“貴公子”と言われたが、ゴンサレスのパンチの切れと連打は師をほうふつさせる美しさがあった。この階級では最強王者と言っていいだろう。防衛は当分続きそうだ。

 ミドル級の村田涼太は初の判定。前回はジャブがよく出ていたが、今回は内容的に消化不良。4回にKO寸前まで強打を打ち込みながら詰め切れず、後半にはスタミナが切れた。昨年4月のプロ入り宣言から育成プログラムで4連続KOして勢いがあっただけに残念だった。次回に期待したい。 (格闘技評論家)

 

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