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大竹4回途中降板も執念リレー!6回から「勝利の方程式」で締めた

2014年9月7日6時3分  スポーツ報知
  • 9回を3者凡退で締めたマシソン

 ◆ヤクルト2―5巨人(6日・神宮)

 霧雨を剛速球が切り裂いた。マシソンは悪天候をものともせず、最速157キロの直球を制球良く投げ込んだ。3点リードの9回、打者3人をわずか9球で抑えて24セーブ目。「雨なんて関係ない。今日は、山口が7、8回を抑えてくれたことがすべてなんだ」。鉄腕をたたえて、興奮気味にクラブハウスに引き揚げた。

 先発・大竹が4回途中で早々と降板した。リードを奪った7回、投手陣で残っていたのは山口、マシソン、江柄子、笠原、先発の小山だった。山口は、一発出れば同点の8回2死一、二塁、代打・バレンティンを三振に仕留めた。その姿にマシソンは「ブルペンで見て、今まで感じたことのないアドレナリンが出たんだ」と胸を熱くし、自らの好投につなげた。

 3日の広島戦(前橋)では、7回以降の山口―西村―マシソンが3イニング連続で満塁のピンチを作りながら、逃げ切った。いずれも四球が絡んだ。試合後、救援陣は川口投手総合コーチに厳しく注文をつけられた。「先頭打者に四球を出すなら、打たれた方がいいんだ」。この日は、6回を3人で抑えた西村を筆頭に「勝利の方程式」が攻撃的な投球を取り戻した。

 普段からマシソンは「自分の前の投手が、しっかり抑えてくれるから心強いんだ」とブルペンの一致団結を強調する。「今日は山口なんだ。最高の投球だった」。試合後は何を聞かれても山口の名前を挙げ、6投手の継投でつかんだ勝利を喜んだ。(片岡 優帆)

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