井端、2週間ぶりスタメンで必死のマルチ
2014年9月6日6時2分 スポーツ報知
◆ヤクルト4―1巨人(5日・神宮)
必死だった。7回1死、井端の打球は、七條の外角133キロ直球に詰まり、遊撃へのゴロになった。それでも39歳は一塁へ猛ダッシュ。すると、一塁への送球がそれ、畠山がタッチにきたが体をくねらせて間一髪でかわすことに成功。このプレーで脇腹を痛めて顔をしかめたが、「ヒットになったからね」。8月21日のヤクルト戦(神宮)以来、2週間ぶりのスタメンで一人気を吐いた。
5回先頭でも右前安打を放ち、今季7度目のマルチ安打をマーク。さらに5回1死の守備では、山田のセンターへ抜けそうな当たりをスライディングキャッチし、すぐさま起き上がり一塁へ送球。結果的に内野安打となったが、持ち味をみせた。
試合後は「(脇腹は)大丈夫。出たときに頑張るしかないからね」と前を向いた。大事な終盤になるほど、頼りになる男だ。(井上 信太郎)