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【オリックス】駿太、代打で満塁一掃打!4連敗で止めて4・5差死守

2014年9月7日6時0分  スポーツ報知
  • 最後を締めた平野佳(右)と満面の笑みでハイタッチする駿太

 ◆オリックス3―0日本ハム(6日・京セラドーム大阪)

 逆転Vへ望みを託した打球は、右翼手の頭上をわずかに越えた。0―0の8回2死満塁。「いいとこ取りです。鳥肌が立ちました」。代打・駿太が走者一掃の三塁打を運び、連敗を4で止めた。

 初回は1番から3連打を放ちながら、ヘルマンの盗塁死などチグハグな攻撃で無得点。日本ハムの先発・浦野を完全に立ち直らせてしまった。

 だが、8回2死走者なしから糸井、ペーニャが軽打に徹して連続安打。T―岡田が四球を選んだ。「心のつながりが打線のつながりになった」と森脇監督。ここで送り出したのが、思い切りのいい駿太だ。今季は打率3割2厘だが、途中出場では51打数18安打で打率3割5分3厘。先発を外れたときほど、悔しさをバネにする。「チームがいい位置にいる相乗効果でしょうけど、今年は自分でもビックリするような打席が何度かある。きょうもそう」。過酷な優勝争いの経験が、4年目の若手に殊勲打を打たせた。

 落とせば、首位との差は今季最大の5・5ゲームに開いていた。「追いかける方もしんどいけど、逃げる方もしんどい。しんどいと思った方が力を発揮できない」と森脇監督。逃げるソフトバンクに重圧をかけ続ける。(井之川 昇平)

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