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TPPで農相「国会決議守りながら早期合意を」
9月5日 0時36分

西川農林水産大臣は報道各社のインタビューに応じ、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉について、農産物5項目を関税撤廃の例外とするよう求める国会決議を守りながら早期の合意を目指したいという考えを強調しました。

この中で西川農林水産大臣はTPP交渉について、「去年2月に発表された安倍総理大臣とオバマ大統領による共同声明では、日本には農産品、アメリカには工業品といわゆる配慮すべき品目があるとされ、これは両首脳が決めたものだ」と述べました。
そのうえで西川大臣は「これからの経済は経済連携なしでは考えられない。各国が互いに配慮しながら経済連携を拡大させていくという姿勢で、できるだけ早く合意が得られるようにしたい」と述べ、「牛肉・豚肉」など農産物5項目を関税撤廃の例外とするよう求める国会決議を守りながら、交渉の早期の合意を目指したいという考えを強調しました。

農産物5項目の例外 改めて求める

JA全中=全国農業協同組合中央会の萬歳会長は会見で、3日発足した第2次安倍改造内閣について「人口減少の時代において地方の再生、活性化のために農協の力が発揮できるような施策の展開をお願いしたい」と述べました。そのうえで萬歳会長は、TPPの交渉で農産物5項目を関税撤廃の例外とすべきだとした国会決議を順守することや、農協改革ではJAグループの改革案を尊重するよう改めて求めました。
また萬歳会長は、自民党のTPP対策委員長だった西川公也氏が新しい農林水産大臣に就任したことについて「通商交渉に精通されていて、大変心強く思っている。国会決議の実現に向けてリーダーシップを発揮していただけるものと確信をしている」と述べました。

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