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【BOX】五十嵐、復帰戦飾った!9回負傷判定勝ち

2014年9月7日6時0分  スポーツ報知
  • 2回、五十嵐(右)の左フックが挑戦者・レンレン・テソリオのボディーをとらえる

 ◆報知新聞社後援 プロボクシング「ダイナミックグローブ」 ▽スーパーフライ級契約ノンタイトルマッチ ○五十嵐俊幸(9回1分3秒 負傷判定)レンレン・テソリオ●(6日、東京・後楽園ホール)

 元WBC世界フライ級王者の五十嵐俊幸(30)=帝拳=がレンレン・テソリオ(22)=フィリピン=との10回戦を9回負傷判定で下し、1年ぶりとなった復帰戦を制した。東洋太平洋バンタム級王者の岩佐亮佑(24)=セレス=はロミー・ワッサー(32)=インドネシア=との10回戦で2回KO勝ち。五十嵐の戦績は19勝(11KO)2敗1分け、岩佐は18勝(11KO)1敗。

 スカッと勝ちたかった。負傷判定での決着に五十嵐は「1年ぶりのリングで戸惑った感じがあった」と悔しさをにじませた。序盤からアウトボクシングが機能し、自慢の左カウンターもさえた。一瞬、ガードが緩んだ9回にテソリオの偶然のバッティングで右まゆをカット。傷が広がり、復帰戦の幕が閉じられた。

 昨年4月、保持していた世界王座を八重樫東(大橋)に明け渡した。同9月に再起を果たしたが昨年末に長年酷使してきた左肩に激痛が走り、手術を敢行。過去最長のブランクに「これで終わりなのかな」と不安に駆られる日々もあった。

 現在はWBC世界スーパーフライ級7位。フライ級時代は13キロの減量を強いられた。1階級上げたことで減量の負担が減り「試合当日の体調が安定している」と話す。狙うはスーパーフライ級での世界2階級制覇。「新たな一歩を踏み出します」と力強く宣言した。

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