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香港の学生 授業ボイコットを発表9月8日 1時14分
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香港トップの行政長官の選挙改革で、民主派が立候補する道が事実上、閉ざされたことに抗議して、香港の学生が、今月、授業を1週間にわたってボイコットする計画を発表し、中国政府に対する若者の反発が強まっています。
香港では、中国の全人代=全国人民代表大会の常務委員会が香港の行政長官の選挙に中国の体制に批判的な民主派が立候補する道を事実上、閉ざす決定をしたことに反発が広がっています。
これについて香港の学生で作る団体は7日、記者会見し、全人代の決定に抗議して、香港のすべての大学と一部の専門学校、合わせて14校以上で今月22日から1週間にわたって学生が一斉に授業をボイコットすると発表しました。ボイコットには8000人以上の学生の参加が見込まれ、今後、高校生にも呼びかけるということです。
学生たちは中国の全人代の謝罪や、行政長官選挙の民主化を求め、要求が受け入れられなければ、さらなる抗議活動を行う可能性も示唆しました。
香港では1989年の天安門事件につながる民主化運動や、2年前の愛国教育の導入計画に対する抗議活動でも数千人の学生が授業のボイコットを行っており、今回の決定についても若者の反発の強さを伺わせています。
香港では、中心部の金融街を1万人以上で占拠する大規模な集会なども計画され、中国政府に方針の変更を迫る市民の動きは収まる兆しがありません。
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